*****ここから『電子耕』**********************************************   隔週刊「76歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第55号   --農業・健康・食・図書・人物情報--  http://nazuna.com/tom/denshico.html 2001.4.5(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com ********************************************発行部数1292+84部******** <キーワード>   農業を中心として健康・食べ物・図書・人物・庶民の歴史をめぐる雑学情報 を提供し、<読者の声>欄でお互いの意見交換の場を作りましょう。 --------------------------------------------------------------------- <本誌記事の無断転載を禁じます、教育目的の転載も承認を求めて下さい>  投稿メールは原則として<読者の声>に掲載します。都合の悪い方は「載せ ないで」と明記して下さい。ペンネームの無い方は姓だけで載せますので、ご 了承ください。内容は自己責任でお願いします。字数は200〜400字を標 準とします。短い文章で簡潔に書く練習のつもりでお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎エッセイ募集、「20世紀の記憶・忘れてならないもの」そのほかテーマは 自由です。エッセイは主題を絞って分かりやすい文章を募集します。  字数:500字以内。締切:なし、いつでも適宜に掲載します。お名前(ハ ンドルネームでも可)年齢を明示して下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次--------------------------------------------------------------- <読者の声>二宮さん、跡上さん、 <舌耕のネタ>「近藤康男102歳の著書・校了」  <国際図書情報>東京国際ブックフェア2001・招待券進呈! <日本たまご事情>日本人は世界一のたまご好き 斎藤富士雄 <農業・図書情報>近藤康男「三世紀を生きて」農文協・農文協図書館 (「農村と都市をむすぶ」3月号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <読者の声>ここはメール交換の場です。編集者はコメントしない場合もあり ますがこれは、メールを無視したわけでは無く、読者同士の交流にゆだねると いう意味ですからご了承下さい。---------------------------------------- <読者の声> ■二宮さん:元農文協図書館勤務、  長い間農文協図書館に勤務させていただき有り難うございました。この度北 区の赤羽区立図書館に移りますので、今後も相互利用などでよろしくお願いし ます。近藤康男先生の図書を楽しみにしています。 ●コメント:市区立の公共図書館は専門の農林業や環境問題の資料が不足して いると思いますので、お近くの図書館にない本が無い場合は農文協図書館に注 文して取り寄せてください。無料ですから。 ------ ■3/25 跡上さん:はじめまして、跡上計の息子です。 はじめまして、跡上 計の次男で跡上 直と申します。 先日、インターネットの検索エンジンで”跡上”を捜しておりましたら、 私の父の話が掲載されているページに行き当たり、大変驚きました。 お陰様で25回忌も済み、父のことは記憶の彼方に霞みかけておりました 不肖の息子ですが、 30年近くも前のことをまだ覚えていて下さったこと、ありがたく 父に代わり心よりお礼申し上げます。 今回は なにか父のことを記憶の彼方から引き戻して頂いた心境です。 対馬に居た子どもの頃によくリンゴを送って頂いていたこと覚えております。 私は父の病気のことが知りたくて、長崎大学へ進学しました。 現在は白血病や悪性リンパ腫といった父と同じ病気の人たちの治療に携わって おります。 先日、インターネットで父のお話を紹介して下さった記事を目にしたのも、 実は父と同じ病気の患者さんの血液を大学の機械を使って検査していた時で、 時間待ちの時間つぶしにインターネット検索で遊んでいた時でした。 何やら父が後ろでそうさせたような気もしております。 これはどうでも良いことなのでしょうが、  「長崎原爆の放射能の影響であった。今でいえば血液ガンである。 こうして、私の親友は長崎原爆から30年後に放射能によって亡 くなった。」 とのことでしたが、医者になった今だからわかるのですけれども、 父の病気は原爆の放射線被曝とは関係のない白血病でした。 (後略) ●コメント:1999年『電子耕』7号8月12日に書いた記事が検索エンジ ンにあったのだと私も驚きでした。このことは「74歳がメールマガジン」と 8月19日の朝日新聞にも紹介されたので覚えています。  跡上計君が昭和49年8月、初めて発病を知らせた便りに「リンパ性白血病 疑い」の病名と、(長崎の原爆投下後10日以内に長崎を訪れていたのが一因 かも知れません)と書かれ、発信地が長崎大学病院原研内科の病室とありまし たので、びっくりしたのです。それから三年あまり病状を知らせる手紙をもら い、15通を保存していました。跡上君が亡くなってから息子たちが大きくな ったらお目にかけようと思っていたのです。近く整理が終わったらお知らせし ます。私も残り少ない人生です。書き残して為になることは残して置きたいと 思います。またメールをください。 (1999年『電子耕』7号8月12日に書いた記事) http://nazuna.com/tom/1999/07-19990812.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <舌耕のネタ>「近藤康男102歳の著書・校了」  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  近藤康男著『三世紀を生きる』の校正がようやくおわりました。内容はす でに『電子耕』でも部分的に紹介してきましたが、新しく追加されたのは18 99年、日露戦争前ごろからの「生い立ちの記」。東大助手に選ばれることに なった学生時代の「屯田兵村の土地移動調査報告」。研究の階級性を学んだ 「足尾銅山鉱毒調査」。戦前思想弾圧の「東大教授追放」事件。誤った国策で 悲劇に終わった「満州農業移民」。「敗戦のラジオ放送の頃」。東大定年後1 5年務めた「武蔵大学経済学部」。ドアーの「農地改革を読む」。「MSA協 定から列島改造の頃」。「21世紀への提言」などでした。約350ページの 校正に一カ月かかったのは、拡大読書器を駆使し、字句の修正、見出しの訂正 など最期まで推敲を怠らない先生の執念のためでした。  また一番までこだわられたのは「満州農業移民が日本の人口圧力によって始 められた」ことで、先生自身が助手時代に阻止出来なかった自己批判を含めて、 忘れ難い事柄でした。まえがきで書き、本文詳しく述べ、さらにしめっくくり でも、しっつこいくらい書き足されました。  来る5月12日には、お弟子さんたちの「三世紀を生きて」のお話を聞く会 までには完成して、農文協から発売される予定です。ご期待下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <国際図書情報>東京国際ブックフェア2001・招待券進呈! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://web.reedexpo.co.jp/tibf/ 4月21(土)〜22(日)東京ビッグサイト(東展示ホール) 入場料1200円(招待券がないと入場料が必要です) ・世界25カ国550社が一堂の出展・東京国際ブックフェア  ・児童書フェア ・自然科学書フェア ・人文・社会科学書フェア ・学習書・教育ソフトフェア ・デジタルパブリッシングフェア ・編集制作プロダクションフェア 「農文協・食農教育応援団」ブース紹介 http://www.ruralnet.or.jp/news/2001/20010402_01.htm 農文協では読者・希望者に招待券を用意しています。ご希望の方は、郵便番号、 住所、氏名をメールでお知らせ下さい。締め切り4月15日。 メールアドレス:農文協図書館 nbklib@mail.ruralnet.or.jp   〃     原田 勉 tom@nazuna.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <日本たまご事情>日本人は世界一のたまご好き 斎藤富士雄 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■日本人は世界一のタマゴ好き 私がたまご屋の仕事を40年続けてやってこれましたのは、日本人はたまごが大 好きで世界中で一番たまごを食べてくれるからです、感謝。 ご存知のごとく日本は世界一の長寿国です、ダントツにタマゴを食べて世界一 の長寿国なのです。 勿論、タマゴだけで長寿なのではありません、日本の食事のバランスがどこよ りも良いのです。 手前味噌でありますが、そのなかでタマゴが重要な役割をはたしていることが 大事なのです。 ■日本人は世界一のタマゴ好き            年間鶏卵消費ヶ数/人    平均余命              (1999年)         男     女 日本           336ヶ          77.1    84.1 アメリカ         235ヶ          73.6    79.4 フランス         220ヶ          74.6    82.2 イギリス         210ヶ          74.3    79.5 齋藤 富士雄 (株)愛鶏園 http://www.ikn.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報>近藤康男「三世紀を生きて」農文協・農文協図書館(「農 村と都市をむすぶ」3月号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3、近藤康男と農山漁村文化協会・農文協図書館  農文協は1940(昭和15)年設立。、農林省の国策宣伝のための映画や 紙芝居の巡回移動映写班派遣などを主な事業とする外郭団体だった。このとき 近藤は農林省統計課長の職にあったが、農文協との関係はなかった。関係が生 まれたのは戦後、農文協が農村民主化運動のなかで熱心に「今後の農村文化運 動はいかにあるべきか」を追求するようになってからである。  1947(昭和22)年、第1回「農村文化推進委員会」に近藤は参加する。 この時、創設者・古瀬伝蔵は言論界の戦争犯罪に該当して公職追放になってい たので、経営の中心にいたのは職員組合代表の岩淵直助だった。再建農文協幹 部の「なんとかして農民の役に立つ文化運動をやりたい」という熱意にほださ れて、近藤康男は、47年の12月に理事となり協力することになった。以来、 雑誌『農村文化』の執筆者として、あるいは単行本の著作者として農文協と関 係をもつようになった。  しかし、農文協と深くつき合うようになったのは1971(昭和46)年1 0月から農文協の内部研修で近藤の『日本農業論』を二年間にわたって講義し てからである。役職員全員が2年にわたる土曜研修で講義を受け、近藤の教え 子となった。これを契機に農文協では『近藤康男著作集』の刊行を始めた。今 まで主として農家を対象にした図書を発行し、農林省の補助金をあてにせず、 独立してやってきたが、近藤の教えを受けてから、農村の指導層へ農政のあり 方、国民経済のあり方を問うために全集という形を考えた。それを『近藤康男 著作集』から始めたのだった。刊行にあたって当時の岩淵専務はつぎのように 述べている。 「私どもが近藤先生の著作集を刊行する思いは、出版社のそれとはやや趣を異 にします。私どもは農村文化運動の使徒であり、戦後一貫して農民の意識とと りくんできたからです。自然力を生かすことをいとなみとする農の業にたずさ わる人々の意識とふれあってきて、何か現代を克服すべき新しい思想の源があ ることを感じます」(1974年5月「近藤康男著作集刊行のことば」)  この全集普及で、たとえば長野県では農協役職員を中心に百セットの注文が とれた。農業経済学を科学としてうちたてた近藤の業績を学ぼうとする人たち が農村にも多いことがわかり、続いて近藤康男責任編集『明治大正農政経済名 著集』、『昭和前期農政経済名著集』、『昭和後期農業問題論集』など農業経 済学関係の全集や刊行物が発行された。  近藤は、こうした農文協の出版のしかたについて「商売ではなく農村の人た ちに読んでもらいたい本を供給するという文化事業をしている性格からだろう と思う。それには著者も協力して全力投球せざるをえない」(1975年6月 『近藤康男著作集』第13巻月報2ページ)と述べている。こうした協力の中 で1979(昭和54)年には農文協第六代の会長に就任、1982(昭和5 7)年には農文協図書館の初代理事長を引き受けた。  農文協図書館では近藤の蔵書全部を移し、近藤文庫としてからは図書館の役 員室は近藤の書斎となった。図書館のある練馬区立野町は、高井戸の自宅から 通勤に45分の位置にあり、毎日の運動に格好の場所となった。自ら書架の整 理をするかたわら蓄積された資料を駆使し、自らテーマを決め、数々の著作を 生みだした。前述の日中農交の中国関係書、全農林労組の労農提携関係書のほ か次の著作である。 『農村調査の構想と実際』1985年農文協刊 『朝鮮経済の史的断章』1987年農文協刊 「農業経済学会創設のころ」農業経済研究66ー2号  さらに、農文協からの依頼による『農文協五十年史』1990年 『農文協図書館の十五年』1992年 『農文協五十五年略史』1995年 『七十歳からの人生』1999年 『農文協六十年略史』2000年 こうして20世紀をおくり、21世紀を迎えた近藤は益々元気で、現在『三 世紀を生きて』の校正を完了したのである。 (くわしくは全農林発行の『農村と都市をむすぶ』3月号参照。) http://www.catnet.ne.jp/zennorin/noson/nouson.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ:原田勉は3月21日で満76歳になりましたので、『電子耕』の タイトルも「76歳が送る・・」に変わりました。 今後ともよろしくお願いします。 ━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■        劇団文化座・旅公演 ■■■□  原作・志賀かう子 脚本・堀江安夫 演出・鈴木完一郎 ■■□□  『ほにほに、おなご医者』ほにほに、おなごせんせい ■□□□       公演期間 2001年5月11日〜8月3日 □□□□     中国ブロック・中部・北陸ブロック演劇鑑賞会 □□□□ 御覧になりたい方は、各地演劇鑑賞会へのご入会が必要です http://bunkaza.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━ ■山崎農研発行の書籍のご案内 http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_books.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●協力をいただいているサイト紹介コーナー 「農文協ルーラルネット」 http://www.ruralnet.or.jp/ 「山崎農業研究所」 http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm 「劇団文化座」 http://bunkaza.com/ -------------------------------------------------- 「76歳の伝記ライター 原田 勉」ホームページ制作管理 internet SOHO なずなコム http://nazuna.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここまで読んでいただきありがとうございました。 ■ご意見・ご感想は、Eメール mailto:tom@nazuna.com または、電耕掲示板 http://www62.tcup.com/6201/tom.html? までお願いします。 ●メール送付の際のご注意案内↓ http://nazuna.com/tom/denshico.html#mail 『電子耕』は、2つのルートで配送しております。   『まぐまぐ(ID=14872)』 http://www.mag2.com/   『Macky !(ID=1283)』 http://macky.nifty.com/ ★SPECIAL THANKS to INTERNET JAH http://www.jah.ne.jp/ <本誌記事の無断転載を禁じます> ********************************************************************   隔週刊「76歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第55号    --農業・健康・食・図書・人物情報--  バックナンバー・購読申し込み/解除案内 http://nazuna.com/tom/denshico.html 2001.4.5(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com *********************発行部数1292+84部*****ここまで『電子耕』*******