*****ここから『電子耕』**********************************************   隔週刊「75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第52号   --農業・健康・食・図書・人物情報--  http://nazuna.com/tom/denshico.html 2001.2.22(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com ********************************************発行部数1308+80部******** <キーワード>   農業を中心として健康・食べ物・図書・人物・庶民の歴史をめぐる雑学情報 を提供し、お互いのメール交換をしましょう。 --------------------------------------------------------------------- <本誌記事の無断転載を禁じます、教育目的の転載も承認を求めて下さい>  投稿メールは原則として<読者の声>に掲載します。都合の悪い方は「載せ ないで」と明記して下さい。ペンネームの無い方は姓だけで載せますので、ご 了承ください。内容は自己責任でお願いします。字数は200〜400字を標 準とします。短い文章で簡潔に書く練習のつもりでお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次--------------------------------------------------------------- <読者の声>2/8森本さん、2/9 金森さん、「尋ね人」佐々木さん、 <舌耕のネタ>「のりを育てるきれいな山川」(朝日新聞「声」)  <文化・図書情報>「愛・夢ばなし」私の出会った素敵な人たち:佐々木愛著 <健康情報>C型肝炎の簡易診断・肝臓学会でパンフ <食べ物情報>発芽玄米で健康むらづくり <日本たまご事情>食品安全過剰症?:斎藤富士雄 <暑さも寒さも>6、土と人間の関わりを作る(その4)環境クラブ増山博康 <山崎農業研究所・研究会情報>一般公開・参加無料 <農業・図書情報>近藤康男「三世紀を生きて」農地改革とアメリカ行きを阻 止された理由(「農村と都市をむすぶ」2月号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <読者の声>ここはメール交換の場です。編集者はコメントしない場合もあり ますがこれは、メールを無視したわけでは無く、読者同士の交流にゆだねると いう意味ですからご了承下さい。---------------------------------------- ◎ 投稿募集、「20世紀の記憶・忘れてならないもの」過去100年の日本・ 世界のできごと、私の忘れられない記憶を募集します。  字数:500字以内。期待しています。締切:なし、いつでも適宜に掲載し ます。お名前(ハンドネームでも可)年齢を明示して下さい。 ---------------------------------------------------------------------- <読者の声> ■2/8 森本さん、「環境と土つくりについて」 「過去を忘れないものだけが未来の主人公になることができる」 近藤先生のお話を、感動を持って読ませていただきました。 こと戦争に限らず、私が生き始めた1935年から1955年くらいの 食糧事情と人々の生活ぶりも、21世紀を迎える今日、もはや影薄いも のになりつつあるように思います。まさに頂門の一針というべきお言葉 でした。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 暑さも寒さも>5、土と人間の関わりを作る(その3) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ の中でご紹介くださったのは、私のことだったのでしょうか?。 それはともかく、環境を問題にしながら、それへの対応の遅さと鈍さに 歯がゆさを覚えることが私の周辺でも、最近よく見られます。 毎日生産される(?)膨大なゴミ。その中には農作の為に使われた樹脂 フイルムの類も少なくありません。建設廃材、廃油、汚泥、医療廃棄物 そして家庭のゴミやその他の雑多な廃棄物はどこへ行くのでしょうか?。 多くは自治体の焼却処分場や廃棄物処理業者によって、焼却または埋立 て処理されている現状です。行政はこれらを様々な法律で律し環境汚染 を阻止しているかに見えますが、実態はかなり尻抜けな部分があるよう です。問題は山奥の谷あいに埋立てられた廃棄物や焼却灰は、たとへ汚 染防止の措置をとっているとはいえ、自然の力でも土に回帰しえない汚 染源として永久に残るのではないでしょうか。いつかそれが、と考えると 恐ろしくなります。 おっしゃるように、環境の問題は自分自身のプライベートな部分の「影」 でありますから、企業も個人も自らの生活の中でこうしたゴミを少しでも 減らす努力を行い、行政が強力にそれを支援することが望まれます。 その意味で、良い海苔や貝が良い山林から生まれるように、良い土づくり は農業家の責任に留まらず、社会一般、消費者すべてのゴミに対する意識 と減量の努力が根幹にあると考えます。 それは遅々として進みませんが、戦後の物不足時代の生き方を思い出し、 節約と活用を若い人たちに伝えねばと思っております。 お体を大切に、これからもますますお元気でご指導ください。 長文広舌申し訳ありません。 ■2/9 金森さん、『電耕掲示板』健康について、  初めまして5日に入会したてのものです。 健康について小生も西式健康法やっていますいろいろ教えてください宜しくお 願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎「尋ね人のお願い」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  私の父、佐々木喜久男は1945(昭和20)年8月、中国の華北交通・張 家口駅の助役をしていましたが、敗戦のとき、一家四人で引き揚げ北京・天津 方面で抑留され、翌年1月に日本に帰国しました。私は戦後生まれで、その間 の事情が分かりません。元華北交通(鉄道)に勤めておられた方を探しており ます。55年も前のことで、知っておられる方も少なくなっております。もし 知り合いの方がおられたら、天津での日本人の抑留生活や何処の港から出港し、 日本の何処の港に着いたのか、教えて頂ければ幸いです。 劇団文化座演出部 佐々木雄二(fax 03ー3828ー2218) Email:tom@nazuna.com 原田 勉 気付 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <舌耕のネタ>「のりを育てるきれいな山川」(朝日新聞「声」欄)  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『電子耕』51号のネタを朝日新聞の声欄に投稿したら、だいぶ短く整理さ れて表題のような「声」が2月10日に(団体役員原田 勉75歳)と載りま した。友人の松坂・農政ジャナリストからは仙台湾より気仙沼湾の牡蛎の森を 慕う会(畠山重篤さん)が有名と言ってきました。農文協図書館で調べてみる と、99年7月現在で全国の29道県の漁民が植林運動をしていることがわか りました。その中には有明海に関係する天草の真珠養殖家たちが、熊本県パー ル青年会「真珠の森」をつくり、熊本では天明水の会「漁民の森」こどもの森」 、佐賀県では鹿島市漁協「海の森」、長崎県では漁協青壮年部「ボラテェア植 樹」という組織を作っています。海苔の生産2位の瀬戸内海でも淡路西部で2 000戸ののり漁家がいて30年も続いているという。瀬戸内海の海水は90 %が1、2年で入れ替わるといいます。それだけ有明海より有利といえますが、 ここもやがて汚染される心配があります。こうして日本全国の問題として、緑 豊かな山を国民の税金を使ってでも管理し、魚つき林の破壊を防ぐ必要がある と思いました。私たちも川をきれいに、山にも庭にもできるだけ広葉樹を植え るよに運動しましょう。県知事や市長など自治体の政治家たちは、ぜひ、こう した運動を推進して欲しい。おなじ日の投稿に横浜市では桜並木を削って四車 線の工事をするという。市議会議員がすでに賛成しているという。そんな政治 家を辞めてさせて、環境を守る政治家を選びましょう。(原田勉) ★参考リンク 「森は海の恋人」 http://www.echna.ne.jp/~yukkun/index.html から、 「森は海の恋人」運動に関連したサイト http://www.echna.ne.jp/~yukkun/LinkMoriUmi.htm 「怒涛のボランティア」   牡蛎の森を慕う会 代表 畠山重篤さん   (フィランスロピーワールド1996.4.vol.4より) http://www.wnn.or.jp/wnn-f/forest26.html 森が海を守る?お魚を増やす植樹運動   北海道指導漁業共同組合連合会 柳沼武彦さん   取材:NTT札幌支店 http://www.wnn.or.jp/wnn-f/ntt/mori62.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <文化・図書情報>『愛・夢ばなし』佐々木愛著 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=01005604 「愛ちゃん、愛ちゃん」といって、1945年からつきあってきた娘が、今 では劇団文化座の座長女優となり、今年で舞台生活40年目という。 http://bunkaza.com/SASAKI-AI.html  ちなみに、私のことは「ムおじちゃん」という、幼な言葉に「ツトム叔父ち ゃん」と言えなくって末尾の「ム」だけ生かして「ムおじちゃん」と言ったの が始まりだった。そのころ愛ちゃんを育てていた綱(佐々木隆の姉)おばが 「おもしろいじゃない」と言ってから以来五十なん年か経った。  その愛ちゃんが、いままで対談してきたひとびととの交流を、創る、演じる、 観るという切り口で選りすぐった対談集になっている。サブタイトルに<私の 出会った素敵な人たち>と付けただけに、いまは亡き住井すえさん、浜村純さ ん、桂枝雀さんと異色の先達をならべて、楽しい語りになっている。  このほか、水上勉、山代巴、木村光一、嵐圭史、南風洋子、秋山ちえ子、信 元安貞、司 修、小田島雄志と芝居の話はもちろん、恋愛、人生、家族と広い 範囲にわたって、ある時は無邪気に、あるときは感動を呼ぶ。読んでいて楽し くなる本になった。教育史料出版会1600+税(評者:原田勉) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <健康情報>C型肝炎の簡易診断・肝臓学会でパンフ(日経新聞2/12) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  日本肝臓学会では、肝臓ガンの主な原因がC型肝炎によること。感染者は国 内に200万人といわれ、毎年3万人近くが亡くなっていることに注目し、一 般向けに簡易診断によるメリットをわかりやすく解説したパンフを発行する。 それによると、C型肝炎が進むと血小板の数が減ることから個数に応じて進行 度合いを「正常」から「慢性肝炎」「肝硬変」などの段階に分けて診断する。  C型肝炎は輸血などによって感染し、すぐ自覚症状が現れず、長くたってか ら黄疸(おうだん)などが出たときはガンに進行していて治療が難しくなると いう。その前に専門医に相談することをすすめている。  日本肝臓学会に問い合わせたところ、日経新聞は原稿作成の段階で記事にな ったもので、学会では5月下旬の肝臓週間に印刷物を配布するという。 電話03ー3812ー1567 FAX03ー3812ー6620 日本肝臓学会 http://www.jsh.or.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <食べ物情報>発芽玄米で健康むらづくり『現代農業』3月号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 玄米が芽を1ミリほど出した米を「発芽玄米」という。これを白米に3:1 から5:2くらい混ぜて炊くと健康によいという。信州大学などの研究による と、玄米が発芽する過程で種子の中で眠っていた各種の酵素が活動し新芽の成 長に必要な栄養素を増やしていく。それらの成分が各種成人病やガンを予防す る効果がある。私も最近常用しているが、目に見えた効果は便秘がなおったこ と。血圧を下げる、動脈硬化を防ぐという。  『現代農業』3月号では「お米の加工で、健康づくり」の特集(20頁)を 組んで、長野県梓川村の実践を紹介している。お急ぎのかたは、次に問い合わ せる良いでしょう。(標準価格120グラム:約120円送料別) ◎上田市古安曽3507 ドーマ(株) 電話0268ー38ー0050 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <日本たまご事情>食品安全過剰症?スターリンクとうもろこし:斎藤富士雄 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日(2/17)の日経新聞に、遺伝子組み替えとうもろこしスターリンクの 混入検査費は日本の飼料メーカー負担とあった。 現在日本の飼料用とうもろこし1200万トンの95%はアメリカから輸入さ れている、トン当たり検査料が5ドルとあるから合計日本が支払うお金は年間 5700万ドル(65億円)になる。 食品の安全は最優先されねばならないが、現在使用中の0.4%前後のスター リンクとうもろこし混入率が家畜とその生産物にどれほどの危険性をもたらす のか? 農水省の最近の試験結果ではスターリンクとうもろこし70%の飼料で飼育さ れたブロイラーの安全性が明記されている、近々タマゴについてもデータが出 るそうだ。 http://www.maff.go.jp/www/press/press.html 食品の安全を声高に叫ぶも良いですが、「食品安全過敏症」はあまりにも高く つき過ぎる。ムードでなく冷静な科学的議論が望まれる。 齋藤 富士雄 (株)愛鶏園 〒369-0212 埼玉県大里郡岡部町本郷368 http://www.ikn.co.jp/ ●コメント:農林水産省は2月、「スターリンクの飼料実験で、ブロイラーに 影響なし」と発表しているが、未認可の遺伝子組み換え品種は輸出しないよう に米国は輸出業者に通達している。そんなものの検査料を日本が負担する必要 はない。ましてやそのツケが消費者に及ぶのは許してはならない(原田 勉)。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <暑さも寒さも>6、土と人間の関わりを作る(その4)環境クラブ増山博康 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 土と人間の関わりを作る その4 「環境ビジネス」としての「農業」の発見 事業と言うのは、何によらず、論理的にシンプルなものが必要になります。 消しゴムを売る = 100円もらう こういうシンプルな理屈です。 この時、売り手と買い手、両方がハッピーになる必要があります。 環境クラブをはじめたばかりの頃、農家に行って、グリーンツーリズムの 話しをしました。 そうしたら、ケンもホロロに、「やだよ」って農家の方がおっしゃるわけです。 その理由が、 「だって、あれは、都市が得をして、田舎は損するじゃないか」 と言うのです。 よく、発展途上国や地方と、先進国、都市を結んで、 現地の「持続可能な開発」をめざす市民運動がありますが、 「事業」として成功するのは、両方がハッピーにならないと出来ない 単に、現地の「仕事づくり」だけだと、都市側はハッピーでないし、 都市の人が楽しいだけだと、件の私のように、農家が受け入れてくれない・・・ 。 でまあ、いろいろやっているうちに、ある時に、思い付いたのは、 「福祉」分野の事業に相当する内容を実践しているのは、 「環境」分野の場合、「農家」の人達ではないだろうか? 「農業」と言うのは、それ自体が、「環境ビジネス」なんじゃないだろうか? ただ、一般的には、そういう風な自覚がなされていない、 てなことです。 ここらあたりから、「土と人間の関わり」を作ること = 環境ビジネス」 と言う論理に、だんだん目覚めはじめたわけです。 以下 次号 環境クラブホームページ http://www.ecoclub.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <山崎農業研究所・研究会情報>一般公開・参加無料 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 日時:3月3日(土)13:15〜17:30、 場所:太陽コンサルタンツ(株)6階会議室 テーマ:日本農業は生き残れるか・新世紀への提言 日本農業の閉塞状態をいかに打開するか。国際化、農業技術、担い手をキー ワードにして新たな方向を模索する。 1、WTO体制下の日本農業ー市場の論理と農論理ー :松坂正次郎(全国農業共済協会・農政と共済主筆) 2、農業技術の爛熟と閉塞ー21世紀に期待される技術ー :林尚孝(茨城大学名誉教授) 3、解体傾向を強める日本農業ー胎動する農村市民社会の形成ー :宇佐美繁(宇都宮大学教授) ○総合討論 16:30〜17:30 参加希望は山崎農業研究所へ03ー3357ー5916井上・小泉まで。 http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報>近藤康男「三世紀を生きて」農地改革とアメリカ行きを阻 止された理由(「農村と都市をむすぶ」2月号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <近藤は農地改革の時、中央農地委員として活躍した。その仕事は例えば、在 村地主に許された一町歩の小作地や農家の自作地保有限度を三町歩に決めるこ と、未墾地利用に払われる作離料などの審議でした>  その中で記憶に残っていることがあるという。その一つは、あの時期に行わ れた私の案は府県農地委員会の活動如何によって、府県によって採草、放牧地 などを失う者が貰う金額に差が生ずる案で、それが民主化運動の原動力にもな るだろうという考えによったものでした。岐阜の日農の平工委員が我が意を得 たりと賛成したほか賛成者はなく、山田盛太郎案に決定したのでした。  山田案の特徴は、全国一様に、採草地や放牧地を取りあげられる農家に対し て、確実に比較的多い賠償を、農民や農地委員の運動・努力なしに与える点に あった。私はこの点も農地改革が上からの解放であったことを示す一例だと思 う。  上からの改革が農民を解放するものでないことは、農地改革後、すぐに証明 されました。インフレーション急進行で農民は低米価供出と税金という地主に 代わる国家による収奪によって、農業生産力を高めるのに必要な資金が思うよ うにならないばかりか、折角解放された農地を生活のために売らねばならなく なった者が増加しました。昭和24年は農地の移動管理はもとより、価格も公 定でしたが、ヤミ売買が増加しました。昭和25年のポツダム政令で、インフ レに従うために地価は自由化しましたが、農地の移動は町村農地委員会が管理 を続け、農地改革の目標とした自作農の維持に沿う農地移動を図り、自由な売 買は許されないという無理な制度になりました。この制度の下では農地のヤミ 売買は必然的に多くなりました。土地ブローカーが仲立ちしてきめたヤミ売買 の後始末をするのが町村農地委員会の仕事のようになりました。  昭和26年、私は町村農地委員会書記に対するハガキアンケート調査「ポツ ダム政令下の農地移動と闇価格」を実施しましたが、合法的に行われる闇取引 のいろいろが報告され、多くの農地委員会書記から、農地改革が崩れるのは残 念であるとか、管理の任務が果たせない状況に困っている心情が訴えられまし た。  その中に珠玉のような報告がありました。長野の辰野町の農地書記からでし たが「私の町では農地組合がしっかりしていて、田畑を売りたい者があると、 土地管理組合で審議して買い手をきめています。闇取引はありません」という 意味のものでした。  私はそれを見たとき、農民組合の伝統のあるところでは下からの改革をやっ ているところもあるのだと心強く感じたものでした。                                                 <アメリカから渡米を阻止された理由>   年譜によると昭和26年9月「世界土地制度会議出席並びに米国農業視察」 のため、アメリカ合衆国へ出張命令となっているが、アメリカへは行かなかっ た。その理由を次のように語った。  近藤 アメリカへ行くことになって『THE LAND REFORM IN JAPAN』(ザ・ランド・リフォーム・イン・ジャパン)という冊子まで準 備し、送別会も開いてもらい、旅費ももらって東京銀行でドルに替えていたの ですが、GHQから近藤のパスポートは引き上げるよう指示があっておじゃん になりました。  何故そうなったか判らなかったけれども、冊子を読み返してみて、なるほど と思ったのは、書いたのは日本の農地改革の礼讃ではなく、もう地主制度が壊 れるばかりになっていたとか、やった農地改革は不十分であって、農業の経営 規模をきちんとするというところが欠けているということが書いてあるんです。 だから係官ラデンスキーからみると、多分嬉しくなかっただろうと思います。 おそらく彼がストップをかけたんだろうと思います。  つまり、占領軍のマッカーサー総司令官の功績を讃えて欲しい立場からみる と好ましくなかったというわけですね。それでアメリカに行かなかったのです ね。 (くわしくは全農林発行の『農村と都市をむすぶ』2月号参照。) http://www.catnet.ne.jp/zennorin/noson/nouson.html ━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■   劇団文化座・サンシャイン劇場提携公演 ■■■□       作・堀江安夫 演出・鈴木完一郎 ■■□□       『 い ろ は に 金 米 糖 』 ■□□□ 公演期間 2001年3月8日(木)〜18日(日) 会場 サンシャイン劇場 □□□□     料金 S席 6,000円 A席 4,000円(税込) □□□□    ★劇団先行予約受付中★TEL 03-3828-2216(代)★ http://bunkaza.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━ ■山崎農研発行の書籍のご案内 http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_books.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●協力をいただいているサイト紹介コーナー 「農文協ルーラルネット」 http://www.ruralnet.or.jp/ 「山崎農業研究所」 http://www.taiyo-c.co.jp/public_html/yamazaki/yama_index.htm 「劇団文化座」 http://bunkaza.com/ -------------------------------------------------- 「75歳の伝記ライター 原田 勉」ホームページ制作管理 internet SOHO なずなコム http://nazuna.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここまで読んでいただきありがとうございました。 ■ご意見・ご感想は、Eメール mailto:tom@nazuna.com または、電耕掲示板 http://www62.tcup.com/6201/tom.html? までお願いします。 ●メール送付の際のご注意案内↓ http://nazuna.com/tom/denshico.html#mail 『電子耕』は、2つのルートで配送しております。   『まぐまぐ(ID=14872)』 http://www.mag2.com/   『Macky !(ID=1283)』 http://macky.nifty.com/ SPECIAL THANKS to INTERNET JAH http://www.jah.ne.jp/ <本誌記事の無断転載を禁じます> ********************************************************************   隔週刊「75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第52号    --農業・健康・食・図書・人物情報--  バックナンバー・購読申し込み/解除案内 http://nazuna.com/tom/denshico.html 2001.2.22(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com *********************発行部数1308+80部*****ここまで『電子耕』*******