*****ここから『電子耕』**********************************************   隔週刊「75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第41号   --農業・健康・食・図書・人物情報--  http://nazuna.com/tom/denshico.html 2000.9.14(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com ********************************************発行部数1304+70部******** <キーワード>   農業を中心として健康・食べ物・図書・人物・庶民の歴史をめぐる雑学情報 を提供し、<読者の声>欄でお互いの意見交換の場を作りましょう。 --------------------------------------------------------------------- <本誌記事の無断転載を禁じます、教育目的の転載も承認を求めて下さい>  投稿メールは原則として<読者の声>に掲載します。都合の悪い方は「載せ ないで」と明記して下さい。ペンネームの無い方は姓だけで載せますので、ご 了承ください。内容は自己責任でお願いします。★字数は200〜400字を 標準とします。短い文章で簡潔に書く練習のつもりでお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 <読者の声>オレゴンさん、田んぼのおばさん、tetuyaさん、「自転車にのっ て」さん、土田さん、 ◎ 投稿募集、「20世紀の記憶・忘れてならないもの」 <舌耕のネタ>農業は今、どうなっているの?  <農業・図書情報>近藤康男の「三世紀を生きて」(9月号)チューネン <農業文化情報>山崎農業研究所 第97回定例研究会9月22日「北朝鮮・  中国の栗、秘話」志村勲、「日本の棚田の問題?」山路永司 <農業・大学情報> 中国同窓会・農工大日中友好会交流記録 <農業・国際情報>イギリスたまご事情余話・イギリス人は古いものが好き 愛鶏園 斎藤富士雄 <農業・図書情報>農文協図書館HP更新「話題図書・化学物質過敏症」 <農業・図書情報> 『農業原論』『誰のための公共事業か』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <読者の声>ここはメール交換の場です。編集者はコメントしない場合もあり ますがこれは、メールを無視したわけでは無く、読者同士の交流にゆだねると いう意味ですからご了承下さい。---------------------------------------- ◎ 投稿募集、「20世紀の記憶・忘れてならないもの」この100年の日本・ 世界のできごと、私の忘れられない記憶を募集します。  字数:500字以内。期待しています。締切:12月15日まで、いつでも  適宜に掲載します。お名前(ハンドネームでも可)年齢を明示して下さい。 ---------------------------------------------------------------------- <読者の声> ■8/28 残暑お見舞い申し上げます。オレゴンさん: 電子耕読ませて頂き、早、数ヶ月が立ちますが、当初より因縁めいたものを 感じていました。 1、昨年、新聞の書評欄でみて、読んだ「市場経済を組み替える」という本が 農文協発行であり、この発行所の本はこれが初めてで、失礼ながら初めて 聞く会社でもありました。そしたら、何と読ませて頂くことになった、 電子マガジンの編集者が農文協へ勤めていらしゃったとのこと 2、マガジン発行の原田さんはひばりが丘を基点としていること。 今は越してしまいましたが、妹夫婦が住んでいたので時折訪れていた 地でありました。 3、今回ご紹介頂いた「農と自然の研究所」の理事に内山節という大変興味を もった思想家のかたがいらっしゃること。 (恐らく同一人物と思うのですが) もちろん、「農と自然の研究所」にも興味をひかれています。 内山さんという思想家は1、でご紹介した本で初めて知りました。 この本を一寸紹介させて頂きますと、掛川市の市長が呼びかけ、違った分野の 専門の先生4人を中心に欧米に見習った思想で今日の私たちのおかれた状況を 打開できるのか疑問であるので、参加者と考えていこうという掛川哲学塾の開 催内容をまとめたものです。 内容で印象に残っていることは、市場経済が必ずしも必然で発生したものでは ないとも考えられるということでした。つまり、西欧で戦争が盛んだったころ 富国強兵のため自給自足している農民達はいやおうなしにも市場経済へ引きず りこまされ、経済効率の良いように働かされ、出来るだけ余剰利益をつくらせ、 税金をできるだけ吸い上げて、国を豊かにし戦争を有利にもっていこうとした というのです。 確かにこのように考えるとのんびり暮して、経済価値にならないこと(宇根豊 さんの言う「カネにならない」)をやる自給自足の民は邪魔で、強制的に市場 経済のみに引きずり込まれているような気がします。 現在、日本は法治国家です。生まれた時から、いやでも日本の国の法律は守ら なければなりませなん。逆に言えば、遵守することで自分も守られています。 法律ならそれでいいでしょう。 でも、市場経済も同じことがいえるのでしょうか。なんか一寸違うと思います。 今は自由であるはずですが、実際は市場経済のなかに入り込まされて稼がされ てしか生活が出来ないでしょう。もう少し、選択できるようになっているのが 良いように思います。 市場でとにかく経済価値のあるものだけ、生産し、売りたいと思っているだけ で、生活のためとは思えません。良い例が、よく言われることですが、その機 能で十分で修理してもらえば良いのに、新しいものを買えば安いし、機能も沢 山ついて便利になっていると言うようなことです。 私の最近の身近なことで言えば、コピー機、カメラ、ラジカセなど。 コピー機は5年耐用年数として作られているので、故障が多くなりとにかく新 製品をすすめられる。カメラも23年前の一眼レフでメーカーでは修理できな い状態になっていますが、まだまだ十分使えるものです。ラジカセも小売店で は修理はあまり良い顔せず、とにかく新製品を薦められてしまう。 と言ったところで、取り止めもないことを書いてしまいましたが、いつも 不満に思っていることでした。 「農と自然の研究所」も興味があります。入ってみようかなと思っています。 それでは。 ●コメント:お尋ねの内山節さんは農文協の講師もお願いしている思想家です。 宇根さんの「農と自然の研究所」の理事をしていられるのは野に住む人を尊重 する人だからでしょう。新しい組織ですし、私も期待しています。ぜひ参加し て下さい。  ======= ■8/30 田んぼのおばさんから:麦の顛末 原田さま なかなか秋の気配がやってきません。麦の収穫に悩んだ6〜7月でしたが、 その後の顛末を御報告します。 とにかく刈り取ったオオムギを脱穀して持ちかえり(米用の紙袋に13袋) メンバー10人ほどで手分けしてざるでごみを取り除きフライパンで煎って麦茶 としました。友人たちにメール上で行商したところ大好評。手前味噌でもあり ますが、麦茶ってこういう味だったのか・・・と思い出させる味でした。炎天 下の庭先で麦茶作りに精を出すうちに、農業って・・・と悩んでいたことを忘 れ「来年も作るぞ!」と妙な決意を新たにしてしまいました。やはり、収穫の 喜びがすべての苦労を忘れさせるのでしょう。(お気楽な考えなのでしょうが・ ・・) ただ、その一方で、とうとう収穫しきれなかったライムギは畑の肥やしと なりました。この農業で生計を立てているのではないからこんな事を言ってい られるのだとは思いますが、泣いたり笑ったりしながらも「農」を考えていき たいと思います。 (凝りもせず今度は蕎麦の種を蒔いてきました。果たして・・・!) 農作業というと、敗戦当時20代前半だった父は、戦地から戻り生きる術 を求めて郷里の親類の畑を耕していたというはなしを思い出します。職業軍人 でしたが、私たち子どもには多くを語りません。ただ、今の時代を愁いていま す。私は子どものころ、普通に大学を出た普通のお父さんのいる友達がうらや ましいと思ったこともあります。成長するにしたがって、軍人になるしかなか った時代に「国のため」と信じて戦地へ行っていた父を、軍人であったという 理由で否定するような世の中の風潮が残念に思えてきました。どれほど人の命 を大切に、日本という国を大切に生きてきたかをまじかに見てきましたから。 戦争のない時代に生まれ育った私たちは子どもに何を伝えていけるのでし ょうか。私たちの世代が人の命の大切さをどれほど知っているというのでしょ うか。父の生きざまから学んだことを、自分の子どもだけでなく次の時代へと 伝えるにはどうすればいいのか、真夏の畑でクワを振るいながら、この国の行 く末も案じてしまいます。 田んぼのおばさん ●コメント:13俵の収穫とは恐れ入りました。大麦の麦茶の味は特別良かっ たでしょう。それとここまで育てた楽しみと苦労は貴重なものです。 ======= ■8/31 tetsuya さん:一言いわせて頂いてもよろしいでしょうか。 はじめまして。  私は”隔週刊「75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」--農業・健康・食・ 図書・人物情報-- ”という題目を見て購読をはじめた読者です。  早速ですが,貴誌のタイトルと内容は大分異なっているように見受けられま す。私は当初,農林水産関係の内容を期待して購読を始めたのですが,なぜ最 初の部分が戦争論議なのでしょうか?確かに過去の日本がやってきた行為につ いて考えなければならないことは十分承知しております。論議も必要でしょう。 しかしそのような論議は別の誌を立ち上げてそこでやるべきでは無いかと思う のです。再度断っておきますが,私は戦争論議が決して悪いといっている訳で はありません。ただ,そのような論議は場を変えて十分にやるべきだと思うだ けです。 それでは失礼します。 ●コメント:すみません、夏は戦争を忘れないために毎年やってます。あと5 年もすれば戦争のことをメールで書く人はなくなるのではと思いまして。  それはそうとメルマガで農業情報を送る人は少ないようなので責任を感じま すね。でも、私も現場を離れて15年にもなりますので、実情に疎くなりまし た。農文協図書館と山崎農業研究所の研究会で入る範囲のニュースで<農業・ 図書情報>を送っています。今後はできるだけ農業問題のヒントだけでも提供 しましょう。  なお、私の知る範囲でメルマガを発行している農家で現地情報を提供してい るのは次のところです。ご紹介します。 ・週刊「野菜だより」(鈴木産地)北茨城市の農家です  [vegetable letter weeklty] mag2 id 0000004159 http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000004159 ・写真で伝える百姓の今(すずき産地) 「NOCUSる」mag2 id 0000006852 http://jazz.tegami.com/backnumber/frame.cgi?id=0000006852 ・長野県の農家のメディア批判を中心に メディアにトラクター mag2 id 0000009656 http://www.clio.ne.jp/~mibu/hyakusyo/hyakusyo.html ======= ■9/2 「自転車にのって」さん:アジアの人の目に耐え得る語りを、物語を。 子どもたちが読む戦争児童文学は、「かわいそうな象」(空襲)、「おこりじ ぞう」(原爆)「お母さんの木」「一つの花」(出征)「お星様のレール」 (引き上げ)「白旗の少女」(沖縄戦)など多くの作品は、日本人の立場での 作品である。戦後50年経って、アジアの人々に共感をもって読まれる内容の 作品にたどり着くにはまだまだである。これらのある意味で優れたと言われる (上記にあげた作品でも批判的に読むべき作品、読まない方がいい作品もあ る)児童文学をアジアの人々はどう読むのか考えるときが多い。これらの作品 は、戦中派のある意味で、郷愁的な部分と重なっている場合すらある。クラス の子どもの祖父母に戦争の記憶を語ってもらっているが、15年ほど前は、前 線での生死からの生還、つい最近は、学生時代の苦労体験が多くなっている が、「平和ほど尊いものはない」と孫に語りつつもどこか他人事で一般論を読 んでいるような錯覚を覚えることもある。アジアの人々にも共感を呼ぶ体験の 語り、文学作品の出現を望んでいる。(戦後世代が語る1) 「自転車にのって」より ●コメント:お説の通り、15年前から祖父母の戦争の記憶を語ってもらって いることは素晴らしい。自分の苦労だけでも今の人には経験できないことです。 確かに一般論に陥ることはあります。大岡昇平さんの戦記ものには太刀打ちで きません、ましてアジアのこども達に聞かせる「物語」が欲しいですね。 農文協の戦争と平和のライブラリーも6点あります。次の機会に紹介します、 ご参考にしてください。 ======= ■9/8 土田さん:卵事情の感想   原田様  こんにちは。電子耕いつも楽しみに読んでいます。  今回の「イギリス卵事情」が興味深く拝見しました。私も洗ってない卵を食 べているからです。生活クラブ生協のものです。確かに鶏糞がついていて、最 初は えっ、と思いましたが、今は(割るときに中身が殻になるべく触れない ようにすれば)平気です。  生活クラブの卵の魅力は、やはり安心して食べられるということにつきます。 そのメリットがあるので、卵の汚れなど気になりません。  ただそういうメリットがなければ、清潔好きの日本人にはあの鶏糞のついた 卵は受け入れられないでしょうね…。  以上感想でした。また紙面づくり頑張ってください。 ●コメント:卵をめぐって、その利用法がいろいろあることがわかりました。 イギリスのたまご事情の斎藤富士雄さんは東京農工大学農芸化学科の先輩です。 直接交流して下さい。今回も寄稿されています。 土田さん 今晩は。 玉子屋のオヤジ斎藤富士雄です、原田先輩より土田さんのMail転送されて きました。 関心をもっていただき光栄です、「イギリスたまご事情」業界編?もあります、 興味があったらHP覗いてみてください。(愛鶏園オンラインにあります) 「玉子屋の手作りホームページ」 http://www.ikn.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <舌耕のネタ>農業は今、どうなっているの?  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 米も野菜も、何を作っても引き合わない悲しい秋です。いよいよ実りの秋だ と言うのに、米価(自主流通米)は政府がWTO農業協定を受け入れ、米価政 策を放棄した95年から昨年まで60キロあたり4600円(21、4%)に 暴落、今年の新米は前年より1300円(7、5%)も下がっています。  稲作農家の水田10アール当たり平均所得は99年で44000円、5年前 の3分の2になり、30年前より少なくなっています。  野菜、果実なども輸入が増えて90年から99年の間に約3、2倍になりま した。野菜農家からは「価格が暴落して、作れば作るほど赤字だ」「輸入こそ 原因だ、緊急輸入制限の発動をせよ」という声が切実になって来ました。  9月1日JAグループ栃木は宇都宮で「米需給対策危機突破政策要求生産者 大会」を開いて1、作況オーバー分を主食以外に回すための財政支援 2、海 外援助による在庫削減 3、米消費拡大などの決議を確認しました。  農民連(農民運動全国連合会)では8月31日政府・自民党が過剰米処理と して、水稲を収穫前に刈り取る「青刈り」などを検討していることについて、 「農民が丹精こめて作った稲を青刈りすることは断じて許せない」と検討の中 止を農水省に申し入れました。  また、労働者、農民、消費者、学者らでつくる「国民の食糧と健康を守る運 動全国連絡会」(全国食健連)は結成十周年を記念して「安全で安定した食糧 は日本の大地から」の世論を広げるため、宣伝署名、訪問活動をひろげていま す。(農民連のホームページは下記の通りです) http://www.nouminren.ne.jp/index.htm E-mail:info@nouminren.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報>近藤康男の「三世紀を生きて」農村と都市をむすぶ(9月 号)抄録、第三回 チューネンの研究から小農研究へ 原田 勉 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    (・・・・農業経営学から農業経済学へ・・・・) 1、チューネンからマルクスへ  1925(大正14)年4月、東京帝国大学農学部を卒業して助手となった 近藤は、農業経済学科教授の溜まり室に机を与えられた。この部屋でチューネ ン『孤立国』を見つけたときは掘り出し物だと感激した。 近藤にとって『孤立国』は初恋の本である。チューネンの名は高等小学校の とき農学校出の若い先生から聞いていた記憶があった。横井時敬の農業教科書 に出ていた。熟読したのは、農業経営学の方法と体系を追究するためであった。  その序文に近藤の、その後の学問の傾向を示しているように思われるので紹 介しておこう。 「チウネンの『孤立国』は今から約100年前に、ドイツにおいて公にされた 名著であって、農学および経済学の両方面からみてはなはだ興味の深い古典で ある。 彼は農学においても経済学においても黎明期に属する学者であって、『孤立 国』の中には後にリービッヒらによって研究された農芸化学の原理や最小率、 報酬漸減の法則などが、そのものとしては不完全ではあるが、理論全体の基礎 として確立せられているし、今日の経済学において動かすべからざる真理を含 むものと認められている差額地代論の概念を早くから明瞭に論述している。ま た利子、労賃の説明においては、今日の帰属説が多く採用しているところの限 界生産性の理論をすでに用いているのである。(中略) しかし、チューネンの古典を読みながら、その眼はいつも日本の農業・農民 の現実に向いていた。ドイツの地主的企業農の観点に立った『孤立国』の考え 方、体系というものではもの足りないものがあった。自序の終わりの方でチュ ーネンを克服しなければならぬと言う。  「私のこの研究が今日の日本の国民経済ないし農業の認識に何物を加えたか。 この本が日本の農村問題の解決に幾ばくの貢献をしたか。この問に対し私は心 中の熱するを覚える。このような間接的にしか社会に寄与しえない事がらに時 間を費やすを恥じたく思う時さえある。ああ学問の本格的境地に突き入り、生 きた実在をそのままつかむ喜びに浸る日はいつの時に来るであろうか。それは 私においては同時にチューネンの克服である。思うに世界において最も多数を 占め最も悲惨な生活をしている小農の認識はこのような資本家的農業経営理論 の止揚によって可能であり、事態はその止揚を待っているのではなかろうか。 私はこのチューネン研究を転期として小農の研究に進みたいと思う。」 近藤の苛立ちにも似たこの表現はどこから来たのか。時代は大正末期から昭 和の初め、農産物価格の暴落による農村の不況は次第に深刻さを加え、小作争 議の件数も参加人員も最高に達していた。  近藤の岡崎の実家でも繭価の暴落に喘ぎ、父は養蚕をやめ、村の収入役をし たり、銀行員になったりして脱農の過程を歩んでいた。  日本の農業と農民のことがいつも頭を離れなかった。  それでマルクスの『資本論』からローザ・ルクセンブルグの『資本蓄積論』 やヒルファーデイングの『金融資本論』を読み進めるに到った。農業経営学の 確立を念頭にエレボーを読みチューネンを読んだのだが、企業家地主の経営学 ではなく、そこから脱却し社会科学としての発展の法則をもとめる農業経済学 を打ち立てなくてはならないと考えるようになったのである。 (くわしくは全農林発行の『農村と都市をむすぶ』9月号39ページ参照。) http://www.catnet.ne.jp/zennorin/noson/nouson.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業文化情報> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山崎農業研究所 場所:地下鉄四谷三丁目駅から1分、 太陽コンサルタンツ(株)6階会議室(入場無料) ◎ 第97回定例研究会 9月22日(金)14:00〜17:00  1、北朝鮮・中国の果樹生産(栗)秘話 志村勲(東京農工大学名誉教授)   コメンテータ:松本正雄(東京農工大学名誉教授) 2、日本の棚田の問題点 山路永司(東京大学教授) http://www.taiyo-c.co.jp/yamazaki/yama_info.html ◎聴講希望者は原田の『電子耕』で見たと申し込んで下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・大学情報> 中国同窓会・農工大日中友好会交流記録 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  1994年から始まった日本と中国の草の根交流の記録をカラーグラフで紹 介しています。今年も北京で同窓会の後、西安・敦煌の見学をしています。 くわしくはホームページをご覧下さい。  http://www.jc-yuko.gr.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・国際情報>イギリスたまご事情余談・イギリス人は古いものが好き              愛鶏園 斎藤富士雄 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イギリスたまご事情 イギリス人は古いものが好き 余談。 Cambridge郊外、Lawlence夫妻の家に泊めてもらう。3歳、1 歳の子供のいる子育て真っ最中の若夫婦の家庭で、奥さんが日本で高校の英語 助手をしていた頃からの付き合いがある。この家を二人で3年前購入しロンド ンのアパートから引っ越してきた、当時日本円で2400万円したという、100坪 くらいの細長い庭があり、レンガ作り2階建て、延べ60坪くらいのごく普通の 住宅なのだが、ここから話が違ってくる。この家は150年前に建設され、当時 馬具の販売店として使用されていた、旦那のChrisはこの古い家がとても 気に入っていて2階の床が少々ゆがんでいてもぜんぜん気にしていない、150年 前の建設証明書やら図面、100年前の写真などがこの家とともに新しい住人に 引き継がれてゆく。私達が割りこんだため、若夫婦はそのbedroomを私 達に譲ってくれた、無骨ともいえる頑丈な木製のbedは150年のこの家に起 きた歴史を確実に支えていた。日本に戻って新聞を見ていたら、各国の住宅の 耐用年数が出ていた(今新築した家が何年持つか)、日本27年、アメリカ45年、 イギリス75年。Chrisは次に引っ越すときには、もっと古い家を探すと言 っていた。 イギリスたまご事情 イギリス人は古いものが好き 続 Stafford郊外のGriffiths夫妻の農家に泊めてもらう。先に も紹介したが100万羽の採卵養鶏と400Haの畑作をやっている家族経営で、イ ギリス養鶏界の重鎮である。実際の仕事は息子にまかせてもっぱら業界活動や らなんやらで世界中を飛び回っている。ロンドンにはIEC(International  Egg Comission)という世界で唯一の鶏卵関係の世界組織があるが http://www.internationalegg.com/ その重要役員の一人である。ところで泊めてもらった家なのだが、なんと45 0年前に建てられていて、その重要部分はほとんどそのままなのだ。基本構造 は石、レンガ、樫の木、漆喰でできている、二階のベッドルームへ行く樹の階 段は三分の一は磨り減っている、イギリス人のことだからこれがあと半分にな る300年後まで使い続けるに違いない。勿論名誉の為に云っておくが、45 0年前の便所と台所そのままではない。快適な暖房と水周り、台所が上手く4 50年ものと組み合わさっている。最も印象的だったのは彼専用の書斎であっ た、まわりが450年の歴史ものの雰囲気のなかにNECのデスクトップPCがド ンと置いてあった、彼は最近これを仕入れ「はまっている」のだそうだ。70 歳になんなんとする叩き上げの養鶏家がそのゴツイ指先で最新のPCを操る・・・ ・・、イギリスは古くて新しい! 「玉子屋の手作りホームページ」 http://www.ikn.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報> 農文協図書館の新着図書、話題図書を9月8日更新。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ インターネットの検索は次第に増えています。近い内に検索の特徴・傾向を ホームページで報告します。どうぞご覧下さい。 http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/03wadai.html ◎ 話題図書: 『あなたも化学物質過敏症?』 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=93038248 『化学物質過敏症家族の記録』 http://www.ruralnet.or.jp/books/take99272/take99272.htm 『こうして直すシックハウス』 http://www.ruralnet.or.jp/books/take111/take111.htm 『アレルギーの衣食住チェック』 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=90004170 近年増えている、新しい家に入ったら心身不調?こんな例はありませんか。住 宅や学校、病院、事務所でも建材などに、ごく微量の原因物質や電磁波による 発症があります。その仕組みと、そこからの健康回復法、改善法を紹介してい ます。 http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『農学原論』祖田修著 A5 3200円+税 人口爆発、環境問題、有機農業、「定年後」の生き方としての農業指向など農 業への関心が高まるなか、農業には何ができるのか。岩波書店刊 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=00038539 『誰のための公共事業か』高橋ユリカ A5 440円+税 農民のための利水事業に、なぜ今、熊本・川辺川の農民は裁判を通じノーと言 ったのか。公共事業の実際を描く。岩波ブックレット http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=00036385 ━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■         劇団文化座 巡回公演 ■■■□  原作 芦原すなお(河出書房新社刊) ■■□□  脚本 小松幹生 演出 佐々木雄二 ■□□□      『青春デンデケデケデケ』 □□□□ 公演期間 9月〜10月=九州  11月=沖縄・広島・金城 http://bunkaza.com/dendeke2000.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●メール送付の際のご注意案内↓ http://nazuna.com/tom/denshico.html#mail ■山崎農研発行の書籍のご案内 http://www.taiyo-c.co.jp/yamazaki/yama_books.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●協力をいただいているサイト紹介コーナー 「農文協ルーラルネット」 http://www.ruralnet.or.jp/ 「山崎農業研究所」 http://www.taiyo-c.co.jp/yamazaki/yama_frame.htm 「劇団文化座」 http://bunkaza.com/ -------------------------------------------------- 「75歳の伝記ライター 原田 勉」ホームページ制作管理 internet SOHO なずなコム http://nazuna.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここまで読んでいただきありがとうございました。 ■ご意見・ご感想は、Eメール mailto:tom@nazuna.com または、電耕掲示板 http://www62.tcup.com/6201/tom.html? までお願いします。 『電子耕』は、2つのルートで配送しております。   『まぐまぐ(ID=14872)』 http://www.mag2.com/   『Macky !(ID=1283)』 http://macky.nifty.com/ SPECIAL THANKS to INTERNET JAH http://www.jah.ne.jp/ <本誌記事の無断転載を禁じます> ********************************************************************   隔週刊「75歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第41号    --農業・健康・食・図書・人物情報--  バックナンバー・購読申し込み/解除案内 http://nazuna.com/tom/denshico.html 2000.9.14(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com 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