*****ここから『電子耕』********************************************** 【隔】週刊「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第25号 --農業・健康・食・図書・人物情報--  http://nazuna.com/tom/denshico.html 2000.2.3(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com ********************************************発行部数1287+49部******** <キーワード>   農業を中心として健康・食べ物・図書・人物・庶民の歴史をめぐる雑学情報 を提供し、<読者の声>欄でお互いの意見交換の場を作りましょう。 --------------------------------------------------------------------- <本誌記事の無断転載を禁じます、教育目的の転載も承認を求めて下さい>  投稿メールは原則として<読者の声>に掲載します。都合の悪い方は「載せないで」 と明記して下さい。ペンネームの無い方は姓だけで載せますので、ご了承ください。 内容は自己責任でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ◎ 今回は日の丸・君が代・戦争を含めて<読者の声>特集号  編集者が病気入院(健康上の都合で秋休み)していた17号の<読者の声>にコメ ントしていませんでした。その後退院・静養中から隔週刊になったため、投稿掲載が 遅れて済みません。ようやく平静にもどり、今になってからコメントできるようにな りました。これからはメールを頂いてからできるだけ最近号に掲載いたします。文章 が長くなることもありますがご了承ください。 1、『電子耕』13号の感想から始まる陣強さんの意見へ、 2、17号<声>へコメント:田んぼのおばさん、猫太郎さん、渋谷さん、    依田さん、 3、未掲載だった、風さんの2通、YASUさん、 3、最近の投稿メールから、ブラジルの大山さん、浦島さんの失敗談ほか、  <舌耕のネタ>今回は<読者の声>のコメントという形で意見を現しています。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <読者の声> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1、『電子耕』13号 http://nazuna.com/tom/1999/13-19990923.html に対する感想 「陣強」さんから ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ (読者のみなさんにはいきさつが解らないと納得できないでしょうから、さかのぼっ て公開致します。  1999年9月24日に来た13号に対する感想全文から紹介します。) > Date: Fri, 24 Sep 1999 00:15:52 +0900 > Subject: 「電子耕」13号/9月23日号の感想です。 > > 原田 勉様 > > >   おはようございます。 > >   今号の感想をおくらせていただきます。 > >   まず一つ目の疑問は、今回の「日の丸・君が代法案」のどの部分の >   解釈に「軍国主義」の匂いがするのでしょう。私にはわかりません。 > >   また、「君が代」は天皇礼讃のうたであり、太平洋戦争の時に >   この歌の下に生命の尊厳が損なわれたという意見を、原田さんは >   採択されておられました。 >   それなら、「君が代」だけではなしに、多くの税金を浪費している >   「天皇制」についても異を唱えるべきなのではないでしょうか。 >   天皇さえいなくなれば「君が代」にはなんら問題がなくなるのでは >   ないでしょうか? > >   僕が問題があると思うのは、結局自分の脳みそで判断できない >   日本国民です。流されるだけ流されておいて、後で被害者面しても >   問題の解決には一つも寄与しないですよ。 > >    >   追伸:政治家が取り組んでいる問題は、目の前にある現実です。 >      言葉遊びをするわけにはいかないのです。 >     >      また今回は内容が内容だけに、<読者の声>としては扱わないで >      下さい。おそらく原田さんもそのつもりでいらっしゃると思いま>       す。 --- ○ 15号 http://nazuna.com/tom/1999/15-19991007.html に対する陣強さんから ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ > Date: Thu, 14 Oct 1999 20:50:21 +0900 > Subject: わかりませんが。 > 以前メールを出した(陣強)です。  > > >  メールの中には原田個人の<舌耕のネタ>に異なる意見があると言って質問、 > > あるいは詰問もあります。それはそれでも良いのですが、自分の意見は述べな > > いで、「これは掲載しないで」という人があります。これでは声の交流にはな > > りません。お互いネチケットを参考にしましょう。 > > > 上記のもの(15号からの抜粋部分)が、私に関するものだとするならば、以前 > 私がだした天皇がどないこないと書いた私のメールを、あなたのメールマガジン > に載せて結構。 > ただ、あなたが書いた事をそのまま受け止めれば、どのような意見でもテーマに > そってさえいれば、掲載についてあなたの恣意は働かないわけですね? > 要するに、投稿の編集・却下はあなたの裁量ではないわけだ。了解しました。 > > > それにしても、質問の形をとった意見表明が、世の中に存在する事ぐらいは > 解っていただきたいと思いますがね。 > 真意を見てくれと言っているんです。 > > それでは失礼します。 -- ○ 17号 http://nazuna.com/tom/1999/17-19991021.html の掲載済みの 陣強さんから ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ > Date: Fri, 15 Oct 1999 00:28:30 +0900 > Subject: しつこいようですが、君が代関連です。 > > 「電子耕」作者・原田氏 > > > 投稿です。 > > >    君が代はオリンピックの表彰式、また、サッカーの試合前等 >    でも流されます。日の丸が掲揚され、君が代が歌われる。 >    不自然ですか? > >    その時歌う人また、聞く人は「この歌をうたいながらアジアに >    侵略したんだな」とか、「私はこの歌を天皇陛下の為に歌って >    います。」と考えてるんでしょうか? >    ちょっと現実的じゃないような気もします。 > >     >    50年経っても、日の丸・君が代って、戦争の小道具なんですか? ★コメント:陣強さん、はじめてメールを拝見したときはいささか驚きました。  1925年生まれの戦中派にとっては理解に苦しむ詰問でした。(編集補助者の注: 天皇制反対は自明の立場であるから。)だから15号の『電子耕』では自分の意見は 述べないで「これは掲載しないで」という人があります。と書きました。それに対す る陣強さんのメールは「質問の形をとった意見表明が、世に中に存在する事ぐらいは 解っていただきたい」とありましてなるほどと思いました。以後参考にさせていただ きますが、『電子耕』の目的は読者と発行者の対話のみにはないので積極的に投稿を 掲載していく所存です。 ★「17号しつこいようですが、君が代関連です。」について、私は率直に言って自 分から唱う気になれません。それは別ですが、若い人たちは日の丸が掲揚され君が代 を歌うことは不自然ではないということは解ります。しかし日本が国際社会に出てこ れが日本だと誇れるもの外にあるのではないでしょうか。 陣強さんを含めて、その外の人にも、私より多くの読者の反応が答を出している気 がします。これに懲りないで<読者の声>で交流しましょう。年代を越えて意見を交 流することが21世紀をつくる世論形成に役立つのではないでしょうか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2、『電子耕』17号の<読者の声>へのコメント: ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ペンネーム:田んぼのおばさん より >  e−mail を始めて3ヶ月の初心者です。朝日新聞で 「電子耕」の記事 > を見つけ、購読を始めました。 > >  私たちの仲間は、八王子の長沼というところに5アールほどの田んぼを借り > て米作りを始め6年目になります。 >  子どもたちに ”米作り”を知ってもらいたいと始めましたが、メンバー全 > 員が初めて田んぼに入るという有り様でのスタートでした。 > >  ロープを張って手植え、夏の草取り、鎌を手に刈取り、はさかけして天日干 > しと、年を追う毎に少しづつ熟練し、今では生活の一部として農作業が定着し > ています。田んぼに立つということが、環境や農政、食糧問題等様々な問題を > 考えさせるきっかけとなりました。 > >  そういう昨今、「電子耕」には非常に興味もあり、また、期待もしています。 >  仲間の多くは40代ですが、農に関しては初心者ばかり。「電子耕」による > 雑学情報と、「購読者間の意見交換」を大いに楽しみにしています。 > >  ちなみに、今年は10月10日に稲刈りをし、現在この米でお酒を造るべく > あちこちと交渉しています。 >  満足の行く収穫ではありましたが、田んぼの中に生育不良の株が目に付き、 > 農家の方に聞いたところ「ヨコバイが媒介するバイラス病」だとのこと。無農 > 薬でやる以上やむをえないことなのでしょうか。 ------- ★ 田んぼのおばさんへ:5アールのたんぼを借りて6年目の米とそれで作った酒は いかがでしてか。自給の精神は大切です。ご参考に次の図書を推薦します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報>農業・環境・食料自給については私の所属する山崎農業研究所の 主要課題です。2月末に発行の『食料主権ーー暮らしの安全と安心を求めて』に40 人の意見をまとめて発表しますから、ぜひご覧ください。 発売元農文協 定価1500円 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ペンネーム:猫太郎さん より > > 『電子耕』 第16号掲載の読者の声(ペンネーム:onestoさん:戦争について) > http://nazuna.com/tom/1999/16-19991014.html > に関して。 > > onestoさんは、言われます。 >  <人類にとっての反作用のーつが、人と人との争い、即ち、戦いなのではな > いでしょうか。過去、人類は宗教、イデオロギー、民族等の対立により戦争を > 起こし、地球上の人口の増加をいくらか和らげようとしてきました。・・・・・ > ・・・地球上の人類の安らかな生活を保つために、人類の人口増加を止めなけ > ればなりません。> > >  心からその様に思っていらっしゃるのでしょうか? >  御自分は強いから、生き残れるから、弱いものは、死んであたりまえだと、 > お思いですか? >  戦争で、地震で、洪水で、沢山の人が亡くなりました。このようなことも、 > 人類の安らかな生活を保つために、必要な事なのさと、高みの見物でいられる > のでしょうか? > >  人は数あわせでは、ありません。 >  人はかけがえのないものです。 >  地球上の人口・・・・・と言うのであれば、教育だとおもいます。いわゆる、 > 先進国 <この言い方もあまり好きではいりませんが>では減少ぎみです。地 > 球上から文盲をなくし、無知からの脱出をはかり、自分を、他人を、大切にす > る事だとおもいます。 > >  エイズが克服されても、0-157のように、大腸菌が変異を起こすだろう > し、耐性ブドウ球菌も、もっと活発になってくるでしょう。 > 戦争以外にも、人類にとっての敵は次から次へとやってくるでしょう。 > >  戦争によって、どれほど大切なものを失ったか、血を、涙を、別れを、年月 > を・・・・・・今一度、世界ではなく、自分のまわりを、見渡してみてくださ > い。失っていいものばかりでしょうか? > ----- ★ 猫太郎さんへ:戦争についてonestoさんへの反論は同感です。最近あらたな死亡 率増加傾向への警告を新聞で見ました。若い女性のダイエットによる栄養不良と中年 男性の自殺増加だそうです。これは新しい戦争の敵は何かをしめしているのではない でしょうか。女性の長寿もこれから危なくなり、男性の自殺は交通事故の2倍になっ ている、さらにリストラが続けば戦争未亡人の家族のようになるのではと心配されま す。お説のように敵は次からつぎへと現れましょう。 ◆澁谷さん より > >  君が代の法制化に伴い、半世紀以上前に犯した戦争すら容認、あるいは正当 > 化する事になる危険性はないのだろうか? >  21世紀に向けて、日本人の文化を示す国歌を作る事の方が、大切なのでは > ないか。 > >  吉田満著「戦艦大和」の中に、哨戒長白淵大尉の痛烈なる必敗の叫びがある。 >  「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本 > は進歩ということを軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって、真の進歩 > を忘れていた。敗れて目覚める。 >  それ以外に、どうして日本が救われるのか。今目覚めずして、いつ救われる > のか。俺たちは、その先導になるのだ。日本の新生にさきがけて散る。まさに > 本望じゃないか」と・・・ > >  この慟哭のもと、半世紀以上を経て、日本は、進歩しただろうか。 >  若い力で、より豊かなものにしてくれることを期待したい。 > ------ ★ 渋谷さんへ:戦艦大和の白淵大尉の遺言は私も同感です。あのところは鮮明にお ぼえていました。そして今、あのころ戦死した兄弟たちにどう向き合うべきかを考え ます。 ◆依田さん より > >  先月から、楽しく拝見しております。朝日新聞で原田さんの事を知ったのが、 > きっかけです。 >  話題が、グローバルなところがとても楽しいですね。 > >  日の丸君が代問題について色々な意見がありますが、感じ方はまさに十人十 > 色ですね。その中の一人として、私は法制化に反対の意見をもっていました。 > >  アジアの国のなかで、君が代はいやだと思う人々がいるのなら、今無理に法 > 制化する必要はないと思うからです。人の嫌がる事はしない。あたりまえの事 > です。日の丸君が代が好き、それも考え方のひとつです。 > >  でも、なぜ、なにが嫌なのか、知ることも必要です。私達は、日本人である > と同時に、アジア人だからです。もっと言えば、地球人です。そして私は、子 > 供の未来が明るいものであって欲しいと願う、世界中の母親の一人だからです。 > >  母親というのは、国境や人種にかかわりなく、子供のことを話し合えるもの > だという事を、保育園や、小学校で学びました。 > >  遺伝子組替え食品や、原子力のこと、知りたいことは山ほどあります。これ > からも、楽しみにしております。 ★ 依田さんへ:日の丸君が代問題について、私も中国へ行くたびに依田さんのよう な思いをしていました。私たちは日本人であると同時に、アジア人であり、地球人で す。母親とは国境や人種に関わりなくこどもの幸せを願う、その気持ちを大切に同感 です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3、未掲載だった「風」さん、YASUさん、ごめんなさい。  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ 「風」さんの19号への感想: ○19号 http://www.nazuna.com/tom/1999/19-19991104.html 感想として Subject: RE: 『電子耕』No.19-1999.11.04号 Date: Fri, 5 Nov 1999 09:50:08 +0900 ペンネーム 「風」 30代、戦争未体験世代です。戦争、日の丸・君が代についてのいろいろな声、興味 を持って読みました。 一時期、日本の古代史を素人なりに勉強していて、今と比較して思うことがいくつか、 、、。 1)日本書紀は漢文で書かれていた。つまり、当時の「グローバルスタンダード」中 国の文化に合せて「日本」を形成しようとした。「天皇」の称号は、中国文化のひと つである道教の「天帝上皇」に由来する。 カンヤマトイワレヒコハツクニシラススメラノミコミコトなんていっても、国際社会 で通用しないから、「神武天皇」と言うようになった。 2)近代のグローバルスタンダードと言われているものは、欧米型の国家。「東京裁 判」史観を批判する人達の気持ちも分かる、「日本は鎖国のもとで幸せだった。裁く のならペリーを裁け」と被告のひとりがいったそうな。でも、欧米型のスタンダード を受入れた時点で、その国際競争の下にはいったのだから、戦争に負けた時に、そう いうことを言ってもしかたがない。 3)中国文化を輸入した日本は、中国からの「柵封」(つまり、中国の皇帝から日本 国王として認定してもらうこと)を受けなかった。こういう「ダブルスタンダード」 が実行出来たのは、日本が「島国」だったから。 でも、インターネット時代では、「内側基準」と「外側基準」の使い分けは難しくな ってきている。ここらが、「古代」と「現代」の違い。 4)よくキリスト教的価値観に対して、東洋的価値観や日本的な文化の大切さ(特に、 環境問題を論じる人に多い)がいる。 でも、多分、環境破壊は、「宗教」の問題ではなく、「大衆消費社会」の問題。日本 も、十分、大衆消費社会になった(僕もどっぷり使っているけれども)、、、。 5)いわゆる「神前結婚式」は大正天皇の時に、欧米のキリスト教式を真似て作られ たもの。つまり、「日本文化」を気取っていても、「真似た」段階で、「欧米流」に 負けている。和魂洋才なんてとんでもない、結局、「洋魂和才」。 6)4)、5)を前提にして思うこと。君が代や日の丸を国の象徴として担ぎたい人 の気持ちは分からないでもないけれども、そういう伝統文化って、結局、「ヨーロッ パ近代」が生み出した「大衆消費社会」の上に、デコレーションみたいに乗っかって いるもので、ほとんど意味がないと思う。 7)守るんなら、デコレーションでなく、本当の古来のものを守りたい、でも、僕ら は既に大衆消費社会の中で生きている、だから、例えば、古来のものを保存しようと しても、デコレーションにしかならない。それでも、やらないよりはまし、、、。こ の矛盾はおそらく解決不可能だといつも思う。 8)前に、週刊文春が美智子皇后が皇居の自然林を伐採したとか、書き立てたことが あった。この直後、皇后の声が出なくなった。声が出なくなる直前に、「事実無根の ことに心が痛む」と、美智子皇后がコメントを出した。この時、ベルギーの駐日大使 が「日本の皇室は、ヨーロッパの王室と違い、今までは、こういうことに反論しなか った。反論すること自体、『皇室』の変容」と述べた。この時の美智子皇后のコメン トの中に、その年に一番心に残った出来事として、「平成の紙譜」と言う日本の和紙 についての宮内庁の出版をあげた。この時以来、彼女の言動をみていて思うが、たぶ ん、大衆消費社会の中で、あらゆるものが「競争」に投げ込まれる時、皇室すらも安 泰ではない、その中で日本の環境や伝統の守り手としての存在をアピールすることで 「生き残る」ことを真剣に考えていると言う気がしている。 9)戦争について、、、。 カトリックのスコラ哲学の中に、「戦争をしていい条件」と言うのがある 【1】真理の普及、平和の実現を目的とする 【2】正統に認定されたものであること 【3】相手が殺されてもしかたがないだけの理由があること これって、コソボ空爆を実現したNATOの論理にすごく似ている。 ついでに言うと、「ああ君死に給うことなかれ」と書いた与謝野晶子的な「日本的平 和主義」の感覚からはかなり異質。 【1】はともかくとして、【2】、【3】について言うと、例えば、オウム真理教みた いな集団が、どこかの銀行に立てこもって銃撃戦となった場合、警官が相手を撃ち殺 しても社会的には容認される可能性がある。つまり、「国内」レベルでは、少なくと も極限状況では僕らが認めている価値観だと思う。 ただ、これを国際社会にまで広げた上で、「【1】」を持ってくるところに、「欧米 型」思考の特徴がある。 10)君が代、日の丸問題で「過去」について考えるのも大切。でも、今、例えば、 北朝鮮からミサイルが発射されるから、日本の基地から、米軍が出撃するというよう なことが要請されたとする。その時、米軍が、9)のような基準を持ち出してきたら どうするか? 事実としては、ガイドライン法等の推進派の論理は、事実上、9)のような論理を認 めていると思う。 11)大衆消費社会、インターネット時代には、外向けと内向けの基準を使い分ける ことは出来ない。この中で、9)のような論理でいくのか、反論する論拠を作るのか と言う議論が大切。夏の国会審議では、こういう議論がなされたとは思えない。 12)僕個人としては、君が代、日の丸、天皇問題についてはどちらでもいいような 気がしている。ただ、この先、かつての日本が貧しかった時代を知らない(僕はかろ うじて子供時代の記憶を持っている最後の世代)「100%大衆消費社会」しか知ら ない人の時代になる。 こういう時代になった時、国の象徴を作っておかないと、社会秩序の維持が出来ない のか、別のあり方がありうるのか、どちらかを選択(あるいは両者の妥協・混合)で 進むとして、この先、社会がどうなるかは未知数。ただ、僕らはその時代を生きなけ ればならない。 少なくとも、戦争については、「人口増加を止める」式の一般論を言う気にはとうて いなれない。出来うれば、スコラ哲学式の発想に対して、なんとか反論し、かつ、現 実的に有効な対案を考えていきたい。 だから、精いっぱいいろいろなことにアンテナを張って、真剣に考えていきたいと思 う。 ★コメント:1)についてはその通りだと思います。3)「柵封」についてはかつて 琉球がそうであったので、日本が島国だったからではでは無いでしょう。 9)戦争について、コソボ紛争は21世紀の新しい戦争の可能性をひらくものです。 人権尊重が国家主権に優先することゆるされるならば、人間はまだまだ戦争を続ける ことになりそうです。ほかに手段は無いのでしょうか。  その他については確かにお説の通りだと思う。12)の個人意見のように今後討論 や現実的対策を考える必要があると思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <図書情報> 「文芸春秋」2月臨時増刊号(950円) http://bunshun.topica.ne.jp/ikita20/20c.htm 「わたしたちが生きた20世紀」特集ですが、そこに「私の戦争体験」というのに平 山郁夫、水木しげる、川上哲治、三波春夫など31人の人が書いています。戦争未経 験者にはぜひお勧めします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ YASUさんの日の丸・君が代について  15号 http://www.nazuna.com/tom/1999/15-19991007.html の感想です。 > Date: Sun, 10 Oct 1999 20:53:48 +0900 > Subject: 日の丸・君が代について。  YASU。 > YASUです。(1940年生まれ:これ「皇紀2600年」ですよ!!) > > 多言を労しようとは思いません。 > > 「日の丸」は兎も角、「君が代」には全く「ウンザリ」しています。 > 私の「ホームページ」を見てください。 > > --------------------------------------------------- > インターネット互助会横浜 Internet Mutual Aid Society Yokohama > 横尾茂安 (Yokoo Shigeyasu) as YASU > E-mail : yasu-yok@imasy.org > WebPage : http://www.imasy.or.jp/~yasu-yok/ > ------------------------------------- ★コメント:ホームページを拝見して「ウンザリ」に納得しました。 ------ ◎ 「風」さんより:イリノイ州の楠本さんへ 20号 http://www.nazuna.com/tom/1999/20-19991118.html 感想分です。 > Subject: RE: 『電子耕』No.20-1999.11.18号 > Date: Wed, 17 Nov 1999 19:51:10 +0900 ●イリノイ州在住の楠本さんへ ペンネーム「風」より あまり保守的でない「若い(30代なのでもう若くないか!少なくとも戦争未体験 世 代)人間の一人」です。 日本の左翼と言うか、革新と言うか、その人達の反論の仕方をみていて気になるこ と がいくつかあります。 明治以降の日清・日露戦争に代表されるコースは、「帝国主義時代だったからしか た がない」式の保守派の 論理に対して、きちんと対抗していないように思います。 ペリーの浦賀来航(1953)より後に「南北戦争(1861)」が起っている。 こ の段階で、「アメリカ合衆国」は、崩壊する可能性もあった。 明治維新はこの後(1868)。この段階で、カルフォルニアまではアメリカ合衆 国 の領土だったかも知れないが「州」ではなく、ハワイはまだ独立王国だった。明 治に 入り、ハワイ王国の方から、日本の皇室に対して縁組みの申し入れがあったが、 日本 側から「前例がない」と断っている。 東京裁判の時に、広田毅は「鎖国の元で日本は幸福だった。裁くならペリーを裁け」 と言ったそうな。この気持ち、分からなくはないけれども、 でもやっぱりおかしい。 上記のような当時の国際情勢の経過を分析してみれば、別な日本近代のオプション が ありえたのではないでしょうか? アメリカ在住ジャパニーズの方のご意見を是非うかがいたいところです。 ・・・・・ ★原田編集者より「風」さんにも、楠本さんにも遅くなって済みません。お詫びしま す。ご都合がよかったらご返事ください。 ◎ブラジルの大山さん: 24号 http://nazuna.com/tom/2000/24-20000120.html の感想から 今回で2度目のお便りをします。 ブラジル ポルトアレグレ在住の大山です。 ブラジル南部の日系移住者の福祉団体である、南日伯援護協会事務局で、主に協会の 行事や連絡事項などを会員の皆さんに知らせたりする協会の機関紙の発行などに携わ っています。 第24号の電子耕で、 > <健康日記> 高血圧と健康体験 という記事が掲載されていて、大変興味深く読ませていただきました。 こちらも、移住されてきた(殆どが農業従事者です)一世の方の高齢化が進み、健康 に関しては、皆さんとても興味を持たれています。 今迄も、健康に関する記事など先のメールでも触れました森口博士に助言をいただい たり、他、こうしたインターネットを利用して、役立ちそうな情報を掲載してきまし た。 ところで、できれば今回の健康日記の記事を紙面に掲載させて頂きたいと考えていま す。というのは、これから、皆さんの健康に関する体験談なども取材して掲載できた らと思っていますが、その参考にさせて頂きたいのです。 掲載に支障がある又は掲載許可を頂けるとの旨、お伝え頂ければ幸いです。 よろしくお願いいたします。 ★コメント:健康日記の転載のこと、お申込のようにあなたの機関誌にのって多くの 人に役立てば光栄です、こんごも健康日記はときどき載せます。どうぞご利用くださ い。 ◎1月26日の浦島さん: 定年退職した電子耕を楽しみに読ませていただいている63才の男です。本号の 栢沼さんのメールに触発されて自分も投稿してみようかとおそるおそる書いて おります。 本マガジンのキーワードとやや乖離しているかとも思いますが、何せ高邁な理 想や文才もない者なのでお許し願います。 その1.失敗談から 昨年暮れも押し迫ったころ、今流行のR社のインターネットオークション でiMacを入札したのがきっかけで出品者からメールで購入を持ちかけられ、メー ル交換で約束し、送金したものの一向にiMacは送られてこず、詐欺にあった事 が解りました。(年金生活者の自分としては忘れられない金額です) こちらからメール、内容証明郵便を送りつけても何らの反応も無し。電話は何 時も留守電、熊本に行き張り込みをする以外に手はありません。 いろいろ調べてみると被害者は約10名、被害総金額は約150万円強、相手は熊 本市に住む18才の少年でした。 警察に届け、法律相談などをしてみましたが相手が未成年者の場合求償は難し く、法律的には親も未成年の子の債務について弁済義務はないとのこと。10名 の被害者は関東に住む者ばかりで、直談判を避けるため遠隔地に住む者でけを 狙った狡緻な犯罪であることが解りました。 警察は捜索中とコメントしてきておりますので、逮捕後に何らかの手段を講ず る事を考えております。 最近、低年齢者によるこの手の犯罪が頻発しはじめたのではないでしょうか? 最近一般紙に掲載されたものでは相模原市の中2や米子市の28才等であります。 また、少年が公園などに宿泊していたホームレスをまるで虫けらのように撲殺 したなどの事が再発しております。 私は子供だけに罪があるとは思いませんが、現在の社会はあまりにも子供に甘 いのではないでしょうか? 20才になれば成人として罪が構成されるのに、いかに選挙権を与えられていな いとはいえ19才以下の子供の犯罪行為を現状のままにしておいて良いのでしょ うか?現在の法律が何時施行されたか知りませんが、今の高年齢の子供の能力 は以前とは違います。 インターネットが益々普及しこのような犯罪が益々頻発する事が考えられ憂慮 されるところです。 その2.お米を100%上手に炊く方法は無いのでしょうか? 笑ってお読み下さい。今日仲間とお弁当を食べながらの話題です。 「もし全自動洗濯機のように簡単に100%上手く炊飯が出来れば、米の消費量 が増えること間違いなし」が結論でした。メカニカルには可能なのでしょうが そのコストが問題なのでしょうか? 栄養学的に見て米飯の効用が見直されてもいる今日、社会的見地からコストは 吸収出来ないものなのでしょうか? その3.パワーシフト 1月17日読売朝刊に未来学者トフラー夫妻の未来を予見する主張が掲載されて おります。それによれば「将来国家の枠を越えて権力(NGO、宗教、国籍を超 越した企業、麻薬密輸や国際犯罪シンジケートなど)が主張を強め、相対的に 国家を基盤とする従来型の組織との間で摩擦が生まれる」その「30年戦争」は 昨年末シアトルで開催されたWTOでの紛争で象徴的に見ることが出来る」と述 べております。 トフラーは、その著「第三の波」で情報社会の到来を予測し、現在正にそうな りつつあると認められるのですが、このようにパラダイムシフトが起きつつあ るのに我々の代表である政治家諸氏は党利党略ばかりを考えて、本来リーダー が行うべき「世界の動きを感じ、国民の声を聞き、国民に対し主張する」事を なおざりにしているのでしょうか? 足元を固めることも必要ですが、島国根性の方は国会から引退して貰いたいと 思います。 その4.住民投票 吉野川河口堰建設をめぐる住民投票は、「住民投票」と議会との関係というこ とについて我々に勉強のテーマを与えてくれたものと思います。 沖縄の基地移設や巻町原発でも住民投票が行われました。 国会議員選挙をはじめ決して満足できる投票率にならない現実があります。そ ういうものも含めマガジン上で意見交換を行うことができればと考えておりま す。 原田様には大病の後でさぞ大変な毎日であろうかと拝察いたします。 寒さも続く上、太平洋岸の雪もこれからです。私も<健康日記>を参考にこの メールマガジンで勉強させていただきたいと思っております。 ご自愛下さい。 1月26日 浦島 ★コメント:その1、インターネットの犯罪は色々あるでしょうから失敗談の情報有 り難うございました。その2、日本は精米機の先進国です。その技術からもお説の全 自動炊飯器は可能でしょう。でも主婦のご意見はいかがでしょう。その3、4につい ては興味があります。住民投票が多くなったのは現職の議員や議会が住民の意思を充 分反映していないからでしょう。今後インターネット(情報技術)社会になると党利 党略は通用しなくなるでしょう。  それだから今の内になんとか多数決で押し切ろうとしているのではないかと、勘ぐ られます。現在の国会で多数を占める保守的政治家集団はそんな勘はよく働くのでは? 、そう考えると昨年からの盗聴法や日の丸・君が代法制化を急いだのも分かる気がし ます。いかがでしょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <「電子耕」原稿・投稿募集>  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガは読者の意見交換を一つの目的にしています。 「キーワード」の趣旨にそった投稿を募集しています。 1、庶民の歴史としての「自分史・父母の歴史」「エッセイ」 2、農業・文化について、健康・食についての情報など。 3、字数は一人1回500字から1000字くらい。メールで送って下さい。  掲載するときのペンネームも添えて下さい。 4、投稿<読者の声>は原則としてこのメルマガに掲載します。掲載は困る方  は「掲載しないで」と明記して下さい。また、原稿料は差し上げられません ので、ご了承ください。                       編集責任者 原田 勉 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●メール送付の際のご注意案内↓ http://nazuna.com/tom/denshico.html#mail ━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■ 原作/水上勉 脚本/八木 柊一郎 演出/鈴木 完一郎 ■■■□     ◇◇◇ 故郷 THE GOOD EARTH ◇◇◇ ■■□□ 公演/2000年2月4日(金)  開場/18:00 開演/18:30 ■□□□ 神奈川県立青少年センター 料金/全席指定 3800円(税込) □□□□ http://bunkaza.com/kokyo2000y.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━ ■劇団文化座2000年度 新人募集! http://bunkaza.com/recruit2000.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■山崎農研発行の書籍のご案内 http://www.taiyo-c.co.jp/yamazaki/yama_books.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●協力をいただいているサイト紹介コーナー 「農文協ルーラルネット」 http://www.ruralnet.or.jp/ 「山崎農業研究所」 http://www.taiyo-c.co.jp/yamazaki/yama_frame.htm 「劇団文化座」 http://bunkaza.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ここまで読んでいただきありがとうございました。 ■ご意見・ご感想は、Eメール mailto:tom@nazuna.com または、電耕掲示板 http://www62.tcup.com/6201/tom.html? 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