*********************************************************** 週刊「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」第6号 --農業・健康・食・図書・人物情報-- http://nazuna.com/tom/denshico.html 1999.8.5(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 mailto:tom@nazuna.com *************************************発行部数747+30部****** <キーワード>   農業を中心として健康・食べ物・図書・人物・庶民の歴史 をめぐる雑学情報を提供し、お互いの意見交換の場を作りましょう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <「電子耕」原稿・投稿募集> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガは読者の意見交換を一つの目的にしています。 「キーワード」の趣旨にそった投稿を募集しています。 1、庶民の歴史としての「自分史・父母の歴史」「エッセイ」 2、農業・文化について、健康・食についての情報など。 3、字数は一人1回500字から1000字くらい。メールで   送って下さい。掲載するときのネームも添えて下さい。 4、採用分はこのメルマガに掲載します。その時は原則として   メールアドレスに連絡しますが、急ぎの場合は事後承認を   いただくこともあると思います。また、原稿料は差し上げ   られませんので、ご了承ください。 編集責任者 原田 勉 mailto:tom@nazuna.com --------------------------------------------------------- <まぐまぐ・NHKからのお知らせ>  きたる8月31日NHK教育テレビ・午後10時からETV で「メルマガの世界」(仮題)が放映される予定です。  メルマガ発行者にたいしてまぐまぐから「発行歴・発行の目的 ・その結果・反応」などのアンケートがありました。  放映の確定は8月10日ですが、取りあえずお知らせします。 --------------------------------------------------------- <読者の声・自殺考つづき> - - - - - - - - - - - - - -  今回は直接、読者から聞いた話を紹介します。最近高名な文芸評 論家が妻の後を追い自殺しので、私の友人や読者からも反応があり ました。 ある研究所の室長:「いつもにこにこしている原田さんが、信じれ  れないくらい不幸な目にあっていたんですね」 ある大学教師:「自殺問題読んで、むかし、若者はほとんど自殺を  考えましたね、そうじゃありませんでしたか。わたしも何回か考  えましたが、ついやれませんでした。」 親戚のわかもの:「おじさん、こんなこと書いていいんですか。驚  いた。こんなこと普通だまっておくものじゃないんですか。」 <編集者の声> - - - - - - - -  ひとびとの自殺について、軽がるしく批判・評論はできない。自 殺の理由はそれぞれ、いろいろあるだろう。そして本人にとっては、 これ以外にないと自分で判断した結果であろう。  しかし、しかしである。 「人間はいかに生き、いかに死すべきか」これは人間の永遠の課 題であろう。個人によって、それぞれ考え方は違う、理想的とい うのも、何を基準にするのか分からない。  しかも、自分の理想どおりに生きたひとが何人いるだろうか。 それでも、理想に近い生き方を求める。  同世代で妻を亡くした友人が「愛妻をガンで失い、その死が忘れ られない。共にあの世に行きたい」という想いは純粋である。  私も、妻や子に死に別れたら、そう言うかもしれない。  「いかに生き、いかに死ぬか」は私にとってもさしせまった課題 である。この課題を背負いつつ毎日を送る。 ---------------------------------------------------------- 目 次 <舌耕のネタ> ◎ 農業が呼んでいる <農業・図書情報> 1、定年帰農・農業に親しむ           2、百姓入門資料集(その1)           3、インターネット・就農ガイド <夏の健康食> 8月のしゅんの野菜 ○ 夏はなぜ野菜のしゅんか         (6)ニガウリとウニの二杯酢                   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <舌耕のネタ> ◎ 農業が呼んでいる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  「定年帰農・・6万人の人生二毛作」という雑誌増刊号が初版 6万部を売りきり、増刷した。雑誌の増刷とはめったにない。  なぜ、こんなに売れたのか。売れる理由があったのだ。  さらに、続いて現在本屋の店頭に「百姓入門」や「田舎暮らし」 「就農情報」という本が100点近く並べられている。  売れているからであろう。 新しく農業をやるという、農林水産省の言う「新規農業従業者」 は、1986年に10万人を切ってから、減少が加速し、90年 には2万7000人まで低下した。  その後は回復基調になり、93年には5万6000人、94年 は9万人、95年に10万人の大台にのった。そのうち、60歳 以上が6割=6万人を占めた。  つまり、これは定年退職した人や、定年前に故郷にかえって自 然を相手に農業をやろうという人が増えたことである。  さらに、農村も変わった。高齢化が進んで、農業従業者も殆ど が60歳以上だ。人手が欲しい。村を活性化させたい。新しい村 つくりに何かをやらなくては。そういう気運がどこの村にもある。  村は呼んでいる、農業も呼んでいる。  そんな時代である。 そこで、定年後、あるいは脱サラを考えている人の立場で参考 になる<農業・図書情報>を提供しようと、農文協図書館および 農業書センターから資料を集めてみた。  その報告が今週の特集である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <農業・図書情報>  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1、定年帰農・農業に親しむ - - - - - - - - - - - - - -  机の上に積み上げた雑誌や単行本は数十点になった。いろいろな 有名人も田舎くらしをしているんだな、というのが第一の感想。  でも、安くて実用むき、最新情報はやっぱり雑誌だなというのが 第二の感想。そこから始めよう。 ○『定年帰農』98現代農業2月増刊号 農文協発行 900円 http://www.ruralnet.or.jp/kinou/ke0994_t.htm  表紙の写真は坂本龍虹・れい子夫妻:63歳と61歳:8年前に 航空自衛隊を定年退職し、郷里の水俣に農地を購入、帰農した。 いまでは「無農薬の有機農業を」と、アイガモ農法による稲作、水 俣の特産だったサトウキビの復活、炭焼き・木酢の採集、おなじ窯 を使った陶芸、休耕田を利用したシカ牧場など多彩な農業に取り組 む。趣味の社交ダンスでは地元サークル「スイング水俣」代表。  定年10年前から準備、有機農業研究会に入って基礎知識を学び、 女房どのの説得、土地の確保などクリアすることが多かったが、3 年めに、住居と畑の競売物件をてにいれて、以後上記のとおり。  この雑誌にはこうした記事が満載。増刷するほど売れる訳だ。 情報コーナーには中高年に人気の「就農準備校」相談窓口、各県の 農業会議所の連絡先、60歳からの農業実用書までついている。 ○『田園就職』98現代農業11月増刊号 農文協発行 900円 これからは田舎の仕事がおもしろい。 http://www.ruralnet.or.jp/kinou/ke1093_t.htm ○『帰農時代』99現代農業2月増刊号 農文協発行 900円  むらの元気で「不況」を超える。 http://www.ruralnet.or.jp/kinou/ke1094_h.htm その他帰農シリーズ紹介 http://www.ruralnet.or.jp/kinou/ 2、百姓入門資料集(その1) - - - - - - - - - - - - - - ○ 「新規就農ガイドブック」全国農業会議所 1500円 ○ 『全国農業塾データーブック』農業共済編 家の光 1700円 ○ 『百姓宣言』高橋良蔵 無明舎出版 1648円 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=88-19502 ○ 『30人の大百姓宣言』佐藤藤三郎、星寛治、山下惣一著    ダイヤモンド社 1500円+税 ○ 『農がなければ生きられない』丹野清秋、大野和興共編   社会評論社 1854円 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=91021373 ○ マンガ『農業が呼んでいる』大蔵省印刷局 600円+税 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98025579 ○ 『田舎暮らしの達人たち』岡村健編 晶文社 1700円+税    イーデス・ハンソン、上條恒彦、C・W・ニコルなど有名人 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98014089 ○ 『清水国明の自然遊び日記』読売新聞社 1300円+税 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=97017603 ○ 『牧場をつくろう!』田中義剛 日刊スポーツ出版 1500円 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=96038368 ○ 『農園からの手紙』玉村豊男 中公文庫  667円+税 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=98044490 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=96020066 ○ 『60歳からのジョイフル農業』小沢禎一郎    農文協 1500円 http://www.ruralnet.or.jp/books/tao114/tao114.htm ○ 『百歳まで現役百歳館』渡辺広子 家の光 1300円+税 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=97016067 ○ 『写真ルポ農民志願』橋本紘二 農文協 1937円 http://www.ruralnet.or.jp/cgi-bin/isbn.cgi?isbn=ISBN4-540-89019-0 ○ 『いなかに移り住むということ』寺田瑛子 農文協 1750円 http://www.ruralnet.or.jp/cgi-bin/isbn.cgi?isbn=ISBN4-540-94169-0 ○ 『農業ノススメ』押上公人 家の光 1300円 http://www.ruralnet.or.jp/cgi-bin/isbn.cgi?isbn=ISBN4-259-54499-3 ○ 『脱サラ百姓のための過疎地入門』坂根修 清水弘文堂     1200円 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=90008242 ○ 『百姓入門』奪ワズ汚サズ争ワズ 筧 次郎・白土陽子   新泉社発売 2000円+税 http://www.trc.co.jp/trc/book/book.idc?JLA=96040518 3、インターネット・就農ガイド - - - - - - - - - - - - - - - これから農業をやりたい人、家庭菜園のコツを知りたい人など、 農業情報のホームページはたくさんあります。その代表てきなもの を紹介しましょう。 ◎新規就農ガイドセンター(全国農業会議所内) http://nca.agic.ne.jp/guide/index.html ◎全国農村青少年教育振興会 http://www.agriworld.or.jp/sinkokai/  この二つは農林水産省の支援をうけているもので、全国各県に あるものの元締めみたいなものです。  新規就農に当たっての相談や手続き、就農準備学校の紹介、全国 一覧表、各県別相談機関・教育・農業体験談などの案内。  就農支援資金の手続き、関連リンクの紹介と至れりつくせりです。 ◎ルーラルネット(農文協) http://www.ruralnet.or.jp/  自然と人間の調和をかかげ、農業技術、農村生活の分野を中心 に健康・食・教育まで幅広く出版活動をしている農山漁村文化協会 のホームページです。  このなかで農業・食料・健康・環境のデータベース「ルーラル電 子図書館」があり、数十万ページにおよぶ、生産と暮らしの情報が 盛り込まれている。 「ルーラル電子図書館」 http://www.ruralnet.or.jp/lib/  雑誌「現代農業」のバックナンバーは過去二十年におよぶ。これ を検索すれば「定年」または「退職」という<キーワード>で読者 のさまざまな体験や記事が見られる。  高齢者むきの技術や農村女性の工夫がみえる。 <電子耕の読者は遠慮なく、相談や、質問をおよせください>  またルーラルネットのリンク集をご利用ください。 http://www.ruralnet.or.jp/links/links.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <夏の健康食>  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ 8月のしゅんの野菜 ミョウガ、キュウリ、カボチャ、ナス、トマト、ピーマン、 シシトウガラシ、トウモロコシ、オクラ、サヤインゲン、 エダマメ、トウガン、シロウリ、コナス、レタス、根ショウガ、 葉ショウガ、モロキュウ、 ◎ 夏は、なぜ野菜の旬(しゅん)か 夏野菜は体を冷やす:トマト、キュウリ、ナス、スイカなど は、暑いときに育ち、収穫するもの。人間も暑いから水分を沢 山必要とします。  そんなとき、水分の多い夏野菜は体を冷やしてくれ、ウリ類 利尿効果もあって浮腫を採るので、沢山食べても病人以外はさ しつかえはありません。  しかし、「秋ナスは嫁にくわすな」というように、彼岸すぎ て涼しくなってから夏野菜を食べるのはよくありません。秋ナ スはおいしいが、病人や妊婦にはよくないのです。  姑の嫁いじめのことわざではありません。 (6)ニガウリとウニの二杯酢 効用:  ニガウリは沖縄や九州で古くから栽培され、愛好されて きました。見た目はキュウリを大きくしてイボイボをたくさん つけたグリテスクなすがたですが、ビタミンCはホウレンソウ の2倍、パセリの次に多い栄養食品です。最近ガンによいとい う話もあって、八百屋の店頭によく出るようになりました。  味はそのほろ苦さがとりえです。風味が食欲をまし、胃腸を ととのえる働きをします。  ウニはいまがシーズンです。ビタミンA、B1、B2、リン、 鉄などが多くふくまれ、栄養価が高いものです。漢字の雲丹に は「不老不死の薬」という意味があります。 作り方: 1、ニガウリは、包丁で縦に一本切れ目をいれ、網に乗せて焼  く。まわしながら焦げないようにするのがこつ。 2、よく冷やしてから斜めに薄く切っておく。  3、好みの味に二杯酢をつくる。 4、皿にウニを並べ、薄切りのニガウリを彩りよく飾る。上から  二杯酢をふりかけて食卓へ。お客様料理にもなる。 <文化座ニュース> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■ 劇団文化座109回公演  ●「パートナー」● ■■■□         これからの人生、 ■■□□    あなたはどのように生きていきますか? ■□□□      そして誰と生きていきますか? □□□□     出演 佐々木 愛  李 麗仙 ほか □□□□ 東京・1999年9月4日〜12日◆ 前売券発売中 □□□□ http://nazuna.com/bunkaza/partner1999.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「『電子耕』読みました」と付記して以下のアドレスにご予約いた だければ一般券が1割引になります。 mailto:bunkaza@anet.ne.jp ------ 予 告 ----------------------------------------- 第7号:8月12日「敗戦8・15前後、そのとき庶民は」 第8号:8月19日「1000年前の稲の品種発見・他」 --------------------------------------------------------- ●協力をいただいているサイト紹介コーナー 「農文協ルーラルネット」 http://www.ruralnet.or.jp/ 「太陽コンサルタンツ」 http://www.taiyo-c.co.jp 「劇団文化座」 http://nazuna.com/bunkaza/ ここまで読んでいただきありがとうございました。 ■ご意見・ご感想は、Eメール mailto:tom@nazuna.com または、電耕掲示板 http://www62.tcup.com/6201/tom.html? までお願いします。 『電子耕』は、2つのルートで配送しております。   『まぐまぐ(ID=14872)』(http://www.mag2.com/)   『Macky !』(http://macky.nifty.ne.jp/) *********************************************************** 週刊「74歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」第6号 --農業・健康・食・図書・人物情報--  バックナンバー・購読申し込み解除案内 http://nazuna.com/tom/denshico.html 1999.8.5(木)発行      東京・ひばりケ丘  原田 勉 http://nazuna.com/tom/ mailto:tom@nazuna.com *************************************発行部数747+30部******