『電子耕』No.81-2002.04.18号

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隔週刊「77歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」 第81号    
−高齢者と若者の交流・健康・農業・食・図書・人物情報−

2002.4.18(木)発行 西東京市・ひばりが丘 原田 勉
*************************************発行部数 1759 部***********
<キーワード> 
 健康・食べ物・農林園芸を中心とした雑学情報を提供し、庶民の歴史も残す。
高齢者と若者の交流ミニコミ誌。お互いに情報を交流しましょう。
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目 次---------------------------------------------------------------
<読者の声>小澤(天地米屋)さん、中原さん、斎藤さん、
★★★★★★<<読者の声>投稿者へ必読のお願い>★★★★★★
<ネットニュース>掲示板投稿文も著作権保護の対象になる(東京地裁)
<舌耕のネタ>言論抑圧の恐れある「個人情報保護法案」などを見逃すな
<日本たまご事情>「トレーサビリティ(生産履歴を追跡する仕組み)3」斎
藤富士雄
<鶏の玉子の賞味期限>たまごは産卵後2週間。それ以上保存できます
<食品情報>無洗米への疑問(天地米店)続き、第2報
<健康情報>難病の人への見舞い状を考える
<農文協図書館更新情報>4月15日HP更新のお知らせ
<図書情報>医療の質を民間が監視するための『病院で聞くことば辞典』浜六
郎著岩波アクティブ新書740円+税
<私の近況報告>4月5〜4月17日。
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<読者の声>ここはメール交換の場です。編集者はコメントしない場合もあり
ますがこれは、メールを無視したわけでは無く、読者同士の交流にゆだねると
いう意味ですからご了承下さい。----------------------------------------
<読者の声>
■4/8or4/16 小澤(天地米屋)さん:無洗米「食糧ジャーナル」の記事より
http://nazuna.com/tom/020404musenmai.html
(詳しくは<食品情報>無洗米への疑問(天地米店)続き第2報の本文参照)
●コメント:私が所属する山崎農業研究所の研究員のなかで、前号のあなたの
無洗米への疑問が話題になり、霞ヶ浦の水質汚染を研究しておられる会員から
も、米ぬかの効用が話されました。週刊「農政と共済」でもかつて取り上げた
そうです。今後の研究課題として意義ある提言でした。

■4/9 斎藤さん:中原さんへ。ぜひトレーサビリティーのデータベース立ち上
げについてご指導ください。23日には駅に迎えにゆきます。
■4/10 中原さん:23日、JA情報サービスの二神君と斎藤さんの愛鶏園に
伺います。
●コメント:原田から斎藤さん・中原さんへ。井上完二東京農工大学名誉教授
夫妻も同行したいとのこと、よろしく。私も急に玉子に興味を持ちはじめて調
べてみました。<鶏の玉子の賞味期限>をご覧下さい。

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★★★★★★<<読者の声>投稿者へ必読のお願い>★★★★★★
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 私は、このメールマガジン『電子耕』の経験をまとめて本にしたいと考えて
います。その場合は、<読者の声>の一部を引用することになると思います。
 出版が決まったら、その時点で投稿者にメールで掲載の諾否を伺いたいと思
います。もし、投稿時のメールアドレスが変更になっている場合は届かないと
思いますので、その場合は引用が出来ないと思いますので、ご了承下されるよ
うにお願いします。ご参考に次の<ネットニュース>をお読み下さい。
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<ネットニュース>掲示板投稿文も著作権保護の対象になる(東京地裁)
 毎日新聞4月16日の報道によると、「インターネットの掲示板への投稿文
を無断で使って本を出したのは著作権の侵害に当たるとして、東京地裁は15
日、本を出版した「光文社」などに対し、出版の差し止めと投稿者11人へ計
113万円の支払いを命じた。ネット上の書き込みに著作権があるかどうかを
めぐる初の裁判で、飯村敏明裁判長は『ネット上の文章であっても著作権の判
断基準は(通常の著作物と)変わりはない』との見解を示した。」
 私たちメールマガジン発行者でも、それを図書に引用する場合は、「ハンド
ルネームでも匿名でも投稿者の著作物として著作権があり、投稿者の承諾を得
なくてはならない」ということである。

<該当記事リンク>BBSの匿名書き込みに著作権認める 東京地裁
http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0204/15/13.html

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<舌耕のネタ>言論抑圧の恐れある「個人情報保護法案」などを見逃すな
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 私は、このメルマガでは、ストレートに政治問題の賛否を問うという言動を
避けてきました。判断は読者がされるものだと信じていましたから、問題提起
だけにしてきました。第12号で「日の丸・君が代の次は何か?」を提起した
ときも、疑問という形での提起でした。これについても読者から賛否両論で、
意味のある交流がでました。

 この度も、見逃してはならない問題を提起します。いわゆるムネオ・マキコ
騒動で国会がワイドショー化し、劇場政治とまで言われてきました。その蔭で
「個人情報保護法案」などメディア規制3法案が進行しています。

 小泉政治の特徴ともいうべき見えない部分には殆ど関心を示さないで「構造
改革」という空虚な言葉を乱発し、ことの真実を覆い隠している現れです。 
 この法案に対して反対の声は、毎日新聞の「時代の風」欄(3月10日朝刊)
で「民主主義を根幹からゆるがす極めつきの悪法」と言われていました。その
後マスコミではあまり取り上げていませんでした。田中外相と鈴木宗男騒動に
国民の目もテレビに集中し、新聞もそれに従って、市民にとって重要な問題を
ないがしろにしていたといえます。

 ようやく4月13日に作家らの反対パレードが東京・銀座で行われてからメ
ディア面(毎日新聞4月16日朝刊)で大きく取り上げられました。
 いわゆる「メディア規制3点セット」は憲法の保障する報道・表現の自由を
侵す脅威を及ぼそうとしているからです。

 どうして今、これが急がれるのか、戦中派の者として気になるのは1941
年12月15日(日米開戦の1週間後)に議会に提出された「言論出版集会結
社等臨時取締法」とよく似ているからです。その当時の東条首相の人気も、小
泉人気と似ていました。「歴史観なき戦争指導」といわれた東条首相と小泉首
相のアメリカ追随の歴史観は共通するものがあるように見えてならない。違う
なら何処がどう違うのか。小泉首相は指導者として具体的に歴史をどの方向に
動かすのか明確にして貰いたいと思います。

 続いて、武力攻撃事態法案など有事関連3法案も16日に閣議決定された。
健康保険法改正案など重要法案を6月19日の会期末までに成立を目指すとい
う。この二ヶ月は、政治問題から目を離してはならない危機にあるのではない
でしょうか。政治家だけにまかせてはならないと思います。市民として事態を
見逃さず、あらゆる機会をとらえて、発言し、行動しないと前の第2次世界大
戦の悲劇をくりかえすことになりかねないのではないでしょうか。

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<日本たまご事情>4/7「トレーサビリティ(生産履歴を追跡する仕組み)3」
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BSE(狂牛病)騒ぎの最中、TVに現れた酪農家の人が自分の牛に与えている配
合飼料の中味についてキャスターから質問を受けていた。「飼料会社に任せて
いるので中味は知らない」と答えていたが、「自分の飼っている家畜の飼料の
中味も知らないのか?」とキャスタアーは口にこそ出さなかったが不満そうで
あった。
今の時代、自分の生産するタマゴに使用した飼料の中味はしっかり把握してお
くのは生産者として当たり前のことだ。自家配合または指定配合の場合は当た
り前だが「お任せ」の配合飼料の場合でもノウハウに触れない範囲で原料公開
はしてくれるであろう。プレミックスについても然りです、何ら公開しても差
し支えない。むしろ消費者の人が心配する抗生物質の使用については、採卵養
鶏の場合それなくしてやっていけるどころか、今時そんなものを使わねばやっ
て行けない農場はとっくにつぶれていることが判るでしょう。使用した飼料の
銘柄、数量、原料、加熱処理の有無、、、、農場に蓄積されたデータがあるの
ですから、いつでも消費者の飼料の疑問に答えらるようことができる。

齋藤 富士雄
(株)愛鶏園
http://www.ikn.co.jp/

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<鶏の玉子の賞味期限>たまごは産卵後2週間。それ以上保存できます
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 近所の大型スーパー「SEIYUひばりヶ丘店」の食品売り場で調べてみて、
卵の賞味期限の表示がいろいろ異なることが判りました。

 4月14日現在の調査によると、賞味期限が4月22日〜26日まで5種類
ありました。中に採卵日の表示のあるものが1種、パック日の表示があるもの
1種ありましたが、他は全部、賞味期限だけの表示でした。それで判ったこと
は、採卵日、或いはパック日から14日、つまり2週間が賞味期限で、この期
間は生で食べられるということをしめしています。

 斎藤富士雄さんが言う通り、新鮮さが一番大切で、生食なら採卵日付の新し
い(賞味期限の長い)ものが良いと言えますが、普通は「冷蔵庫に保管すると
2週間以上もちます。それ以上になっても煮て食べる加熱調理なら栄養分には
大きな差はない」ということです(最後の引用資料:『たまご博物館』高木伸
一著。芳賀書店1500円+税)。
http://village.infoweb.ne.jp/~takakis/oshirase.htm

 さすが卵の95%は日本国内産という、やはり、物価の優等生であると同時
に畜産物の優等生だと思いました。

 消費者の皆さんも、完全食品の卵を愛用しましょう。いたずらに高い付加価
値をつけた特殊卵や賞味期限を気にしないで、どんな餌で飼われているか、飼
育環境はどうかに生産の現場に関心をもたれたらいかがでしょう。
 次の号では、ある養鶏場の現地調査報告を致しましょう。(原田)

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<食品情報>無洗米への疑問(天地米店)続き第2報
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先回、無洗米PRの虚偽性につき投稿させていただきましたが、
http://nazuna.com/tom/020404musenmai.html
無洗米推進派は、以下のような形であいかわらずPRを続けております。

月刊「食糧ジャーナル」3月号、p65より、

大阪いずみ生協が産地交流会開催 −雑賀慶二社長が無洗米の意義について講
演−

関西の大手生協・大阪いずみ生協が、3月7〜8日、同生協本部にて
第二回産地交流会を開催(120名を超える参加者)。
全農パールライス西日本(株)、(株)大阪第一食糧、(株)ベイハン、
伊丹産業(株)、(株)トーヨー食品の米卸5社が主催。
産地からは、全農県本部、経済連、農協、生産者などが参加。

(株)東洋精米機製作所・雑賀社長が『無洗米の開発目的・意義』と題して講
演。

「私が無洗米を開発したのは米のとぎ汁による汚染をなくすためである。
 それを達成するためには、初めに完成させた水洗式無洗米では
 とぎ汁処理の問題が解決できず、 その後BG無洗米を開発した。
 私が掲げた目標を達成するためにはすべての米を無洗米に替えてしまう必要
 があるが、その無洗米は従来の米と比べてマイナス面があってはならない。
 その点、BG無洗米はヌカでヌカを取るため、ヌカがきれいに取れて、
 うまみ部分が残っているのでおいしいなど、マイナス面がない。
 それが消費者に受け入れられている要因ともなっていると思う。
 今後も目標達成のために努力していきたい」

「大阪いずみ市民生協様がBG無洗米の取扱いを始められてからこれまでの間
で、すでにダンプカー10〜20台ものヘドロが削減されている。これは大変
な貢献であり、今後も一層の飛躍を期待したい」

「これからの産業は自社の商品を生産するために出る廃棄物は
 自社で処理できるようにすべきであり、BG無洗米はそれを実践している。
 BG無洗米製造の際に取られた肌ヌカは『米の精』として生まれ変わり、
 肥料や飼料として有効に活用されている。特に肥料として活用すると
 有機物を活性化させるための起爆剤となる大きな効果が評価され
 今後ますます需要が高まることになる」

「米の安全性にとって水分値は基本的事項と考えるべき。
 農水省食総研が公表しているように15%を超えるとカビが生えやすくなる。
 それなのに国の基準は16%以下となっているため、
 15%以下を遵守しなければならない」

と発言。

ホクレン・鈴木室長は
「ホクレンではすでに14・5%プラスマイナス1を基準にしており、
 安心して使っていただける」と語り、
司会の伊丹産業取締役 米穀部 武田次長が
「我々も幾度となくカビ問題で苦労した。
 今後は15%以下の米の取扱いを厳守していこう」と結論づけ、
参加者の同意を得た。


以上が要旨ですが、ヘドロ云々は是非専門家の方に伺いたいと思います。
私が見聞きした範囲では、「ヘドロと米の研ぎ汁は関係ない」という意見でし
た。

また、米の水分とカビの関係ですが、ここでも かなり強引な論理を展開して
います。
まず、普通の保管・精米・販売をすれば お米がかびることはほとんどありま
せん。
ところが、東洋のBG無洗米はどういうわけか、カビ問題が発生しました。
普通精米ではまずおこらない問題が、BG無洗米に発生したことこそが問題な
のに米の水分量にその責任を押し付けています。
また、それに便乗して自分の集荷米をなんとか売りさばいていきたいという
経済連・JAも情けないかぎりです。

実際には、JAも米卸も東洋離れがすすんでおり、佐竹のTWRの導入に
なびいているようです。
佐竹の場合は、指導料を取られることもないし、機械の自主運営もかなり
できるようなので。

有限会社てんち(天地米店)
代表取締役 小澤 量
東京都府中市宮町1-34-14-101
E-Mail rio-ozawa@mub.biglobe.ne.jp

<編集者注:参考URL>

株式会社サタケ(TWR無洗米に関するサイト)
http://www.satake-japan.co.jp/
同サタケの無洗米情報サイト(トーヨーとの特許訴訟説明サイト)
http://www.satake-musenmai.com/

東洋精米機製作所/全国無洗米協会
http://www.toyoseimaiki.co.jp/

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<健康情報>難病の人への見舞い状を考える
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 親しい友人が難病で老人施設に入った。現役時代は頑健で相撲の選手までし
た男だ。それだけに精神的に参っているという。なんと言ってなぐさめていい
か迷って、なかなかお見舞いの手紙も出せなかった。

 そんな経験がどなたもあることでしょう。

 ところが、私自身が「なんと言ってお見舞いをしたら良いか判らない」とい
う難病を公表してしまった。妻が言うには「人を困らせるようなことを言って
はだめよ」だと。自分はすっきりしたが、確かにそうです。しかし、みんな高
齢になって何時かは難病にもかかる。そんな時、どうしたら良いのか。

 私に来た手紙から学んだことをお伝えして一緒に考えたい。

「実は俺も難病なんだ。それでも何とか生きているよ」と、その実情を知らせ
てくれて、「来月とか来年はどうなるか判らない。そんな患者を抱えている家
族がたいへんだ。でも、今日を精いっぱい生きることだよ。医者は家族に余命
がいくらとか言っているそうだが、寿命というのは、誰にもわからない。今日
1日生きていることに感謝しているよ」

 本当に、彼の言う通りだと思った。有り難かった。

 カンにさわったのは、「大丈夫よ。今はガンでも助かる人が沢山いるんだか
ら」と楽観的に言う、好意かも知れないけれど、病気をしたことのない健常者
の手紙だった。悩んでいる欝病患者に「しっかりせよ」とか、「がんばれ」と
励ますと、逆効果になることがある。それに似ている。それより患者の気持ち
を辛抱強く聞くことだ。難病患者にも同じだと、自分が経験したから判る。い
ままで私も、そこの配慮が足りなかったとつくづく思っている。単純に「がん
ばれ」といってはならない。

 ユーモアのある、勇気づけの良い言葉・智恵があったら、先人の言葉でもよ
い、教えて欲しいとお願いする。

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<農文協図書館更新情報>4月15日更新
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新規収蔵図書 
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/01new.html
野口弥吉文庫全目録 
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/book/083noguchibunko.html
野口弥吉博士の訃報
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/sp/200204/news1.html
近藤康男博士・国際チューネンセンター名誉総裁となる
:チューネン博物館バルツ館長来訪
http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/sp/200204/news2.html

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<図書情報>医療の質を民間が監視するための『病院で聞くことば辞典』浜六
郎著岩波アクティブ新書740円+税。2002年4月の新刊。
http://www.iwanami.co.jp/active/lineup/spec023.html
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 岩波アクティブ新書は実用を旨としているが、そこに同時に教養を含む編集
がされている。その典型が、『病院で聞くことば辞典』浜六郎著である。
 例えば「がん緩和治療・苦痛除去は末期以外も必要」の項をみると、
 日本人の3人に一人はがんで死ぬ。そのがんには痛みがつきものだ。がんに
対する恐怖は、死への恐怖と、「がんの末期の痛みに耐えられない辛さ苦しさ」
への恐怖であろう。

 しかし、このがんの痛みは95%以上がモルヒネを中心とする適切な治療に
よってほぼ完全に除くことができ、痛みを感じることなく日常生活を送ること
が可能である。このような、がんの痛みに対する治療を中心としたがん患者の
治療やケアを、がん緩和治療またはがん緩和ケアという。と著者は述べている。

 私が入っている「日本骨髄腫患者の会」のメーリングリスト(ML)でも、
がんの痛みに苦しむ患者や家族の悲痛な叫びのようなメールが多い。この本で
は、適切ながん緩和治療が行われれば96%の人が痛みを消失できるという。
 しかし、大病院ですらまだまだ適切な緩和治療が行われていない現状は、早
く解決されねばならない。と言う。そして私達「がん患者は適切な鎮痛剤で治
療される権利があり、医師はそうする義務がある」とWHO(世界保健機関)
の指針に述べている。モルヒネをがんの末期の激痛にだけ使うという考え方は
古くなって久しい。と結んでいる。

 著者は、医薬ビジランス(寝ずの番)医薬品情報に欠陥はないか、医療の質
はどうかと民間による監視を提唱し、医薬ビジランスセンターJIPを設立し
(NPO)情報を提供している。ホームページ
http://npojip.org/
参照。
私は、こういう活動を支援し、協力したいと思い推薦する。

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<私の近況報告>4月5〜4月17日。友人と旅行をしました。
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4月5日、山崎農業研究所のNPO法人化についての役員会に出席。
 今までの「株式会社」組織の研究所を「特定非営利活動法人」化しようとの
提案であった。もともと山崎農業研究所は創立の時から営利法人ではなかった
から、当然の方向であると賛成した。今後は目的を明確にして組織・体制を改
編するように期待する。

4月10〜11日、東京農林専門学校時代のクラスメート6人の有志が、「春
の箱根周遊の旅」をするから、という誘いにのって1泊2日の旅に加わる。敗
戦の年に入学し、戦後混乱の中に青春を過ごした仲間で、気が置けない友人だ。
それぞれ職業は異なり、自営業や会社経営の苦労もした人々の話はなかなか興
味深かった。

4月12〜13日は、別の同窓グループで農業経済学ゼミの仲間。「清貧の会」
というのをつくり、四夫妻で九十九里温泉と銚子岬めぐりの旅だった。女性た
ちは久しぶり四人集まったので、亭主そっちのけで夫への不満話に夢中。男性
は議論を好み、酒を飲んでは歌を唱って午後12時まで騒がし。以上二つのグ
ループの対象がまた面白い。

4月15日、近藤康男先生はエッセイ「東京高等農林学校時代の想い出」を脱
稿。前に書かれたエッセイ2編と合わせて『農村と都市をむすぶ』誌へ寄稿す
る。103歳でいまだに著述するエネルギーはどこから来るのか?。
 同日、農文協図書館に京都府立大学文学部の学生来館。卒論のテーマに「古
瀬傳蔵と『農政研究』」を考えているので相談に乗ってほしいという希望あり。
私が書いた古瀬さんの伝記と参考資料を紹介する。
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━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■  劇団文化座創立60周年記念第3弾 第115回公演
■■■□  -1960年代の青春がいま甦る!話題作必見の凱旋公演-
■■□□        『 青春デンデケデケデケ 』
■□□□  原作/芦原すなお・脚本/小松幹生・演出/佐々木雄二
□□□□   公演日程 2002年8月28日(水)〜9月8日(日)
□□□□        会場 下北沢・本多劇場 
http://bunkaza.com/
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『電子耕』から大切なお知らせ
http://nazuna.com/tom/10.html
<本誌記事の無断転載を禁じます>
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  隔週刊「77歳が送る農業文化マガジン『電子耕』」  第81号
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http://nazuna.com/tom/denshico.html
2002.4.18(木)発行    西東京市・ひばりが丘  原田 勉
mailto:tom@nazuna.com
***発行部数 1759部 ********************ここまで『電子耕』**********